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埋没法と切開法のどちらで二重整形をするか。その特徴と選び方

目・二重整形 (二重埋没法)

解説 口コミ広場編集部
監修 藤本卓也 医師

公開日:2018/11/19


かつて二重整形と言えば、 芸能人やモデルさんなどごく一部の限られた人が行う美容行為でした。しかし、そんな感覚もすっかり今は昔になってしまい、もはや二重整形は、まるでマツエクやツケマをするような感覚でお気軽に行えるようになりました。

二重整形がこれほどお手軽になった背景には、「プチ整形」と呼ばれる埋没法が、そのリーズナブルさと施術の簡単さから、一挙に普及したことが挙げられますが、やはり、埋没法では、「半永久的な効果の持続が難しい」などのデメリットがあることも否定できません。

今回は、二重整形をやるなら埋没法と切開法、一体どちらで行う方がベストなのか、それぞれの特徴と選び方を徹底解説いたします。

監修 藤本卓也

こまちクリニック 院長

【経歴】
大阪医科大学付属病院形成外科にて田嶋定夫教授の最後の門下生として研修医時代より頭蓋顎顔面領域の治療に従事する。
その後、大阪市立総合医療センター形成外科研究医、大阪市立大学形成外科研究医を経て大阪市立総合医療センター形成外科医長となる。
顔面の先天異常の手術を専門とし、頭蓋顎顔面外科学会ガイドライン作成にも委員としてたずさわる。
その後、日本美容医療協会所属クリニックにて年間500件を超える美容外科手術を経験し、 “こまちくりにっく”院長に就任する。
形成外科と美容外科の技術を融合し、美容外科の修正手術や顔面先天異常の成人手術など難易度の高い手術もこなす。

埋没法と切開法それぞれの方法

今、国内の美容整形クリニックでポピュラーになっている二重整形術には、「埋没法」「切開法」という2種類の方法があります。どちらも瞼を二重にする目的には違いありませんが、これらはそれぞれ根本的な施術方法、施術時間・料金設定・そして術後のリスク・ダウンタイムに至るまで、全く異なった性質を持っています。それでは、これら2つの施術方法、何がどう違うのかをここで簡単におさらいしてみましょう。


埋没法とは?


埋没法は、いわゆる「プチ二重整形」「切らない二重整形」と呼ばれており、そのお手軽さから特に若い世代の女性を中心に大人気を博している二重整形法です。

その施術法は、至ってシンプルで、メスを全く使うことなく、まぶたに特殊な糸を通して最後に結んで留めるだけの為、痛みや腫れなどのリスクがかなり少ない方法であることで知られています。糸を結んで留めるだけではありますが、人為的に二重まぶたと同じ構造のまぶたを作る事が出来るため、非常に自然な形の二重まぶたを作る事が出来ます。


埋没法は、メスを入れることに抵抗のある方などに最適な方法となります。ただ、同じ二重幅を作る施術であれば切開法の方が自然な目元になります。

埋没法では、皮膚やROOFなど瞼の脂肪を減らす治療もできないので、広めな二重幅が希望の人には厚い瞼の二重になってしまいます。

またアイプチのし過ぎで瞼の皮膚が硬い人は、埋没法では外れやすくあまり向いておりません。


埋没法は、あくまで瞼を糸で留めているだけですので、まぶたの幅、形など細かい要望をリクエストすることが、切開法に比べるとやや困難な方法となります。

また、効果の持続に関しても、多くのクリニックで効果が永続的でない事を前提とした保証が組まれているように、埋没法で二重まぶたを維持するには、定期的なメンテナンスが必須になる場合があります。 


切開法とは?


切開法は、 メスを使って施術を行う本格的な二重美容整形術です。 その施術方法は、瞼の皮膚をメスで切開したのち、必要に応じてまぶたの脂肪を除去し、眼輪筋や瞼板、眼窩隔膜を丁寧に処理していき、切開したラインを縫合して二重のラインを作ります。

瞼を切開するため、当然のことながら術後の腫れや痛みが出ることはある程度覚悟する必要があり、ダウンタイムも長い為、それなりの期間を要する事になります。


切開法が埋没法と大きく異なる特徴としては、まぶたに切開の後が残ってしまう事以外にも、そもそもまぶたの脂肪が厚い人や、比較的大幅な二重の変化を望む方が選択しやすい施術でもあるため、整形したことが周りにばれやすいという点があります。

ただし、マイルドな変化を希望する場合は、あまりばれません。傷あとのキレイなクリニックを選んで施術するのがよいでしょう。


切開法を受ける場合は施術を行うしばらく前から、眼鏡で過ごすなどの「周りへのごまかし期間」も加味しておくことになります。


また、費用も埋没法と比べると、価格相場も¥200,000~ ¥300,000と決してリーズナブルとはいえない為、相応の予算がかかることも含め検討するようにしましょう。


埋没法の特徴とメリット

では、埋没法の特徴とメリットを以下にまとめております。


・施術時間が早ければ10~25分と短い

・施術価格がとにかくリーズナブルなものも多い

・ダウンタイムが少なく、周りにばれにくい

・施術のやり直しがしやすい


埋没法で二重整形を行うことでの最大のメリットは、施術時間が早ければたった10~25分とあっという間に終了し、費用の相場も20,000~¥90,000とリーズナブルな事からお財布に優しい美容整形術とも言われております。

そして、切開を行う必要が無いため施術リスクが少なく、腫れが少なければ当日から仕事もメイクも普通に行うことができる程であるため、二重整形を行ったことも周りにもバレにくいのも嬉しい点です。

確かに埋没法は、糸で止めているだけですので、持続性という点では切開法に比べると劣りますが、反対に埋没法によって作ったまぶたの形が気に入らなくても、糸を外してもう一度やり直しやすい事も特徴の1つとなります。



切開法の特徴とメリット

次に、切開法の特徴とメリットを以下にまとめております。


・目を思い切り大きくしたい願望が叶う

・瞼の細かい要望デザインのカスタマイズが可能

・半永久的な効果の持続が期待できる

・瞼のたるみなど加齢現象対策にもバッチリ

・追加料金がかかることが多いが、同時にパッチリ目手術(眼瞼下垂・挙筋前転)や、瞼の厚みを減らすROOF切除などを一緒にすることができる


切開法の最大のメリットは、効果の永久的な持続性が大いに期待できる点です。

また、糸で留めるだけの埋没法に比べ、メスを使って人工的に二重を作ってしまいますので、まぶたの形や大きさを希望通りに細かくカスタマイズしやすいという事も大きなメリット。例を言えば、目の脂肪が厚いタイプの一重まぶたの方が、「モデルのようなぱっちりした幅の広い平行二重の目元を作りたい!」と言った要望も、切開法であれば、ばっちりその期待に応える事が可能となるなど、二重の幅や形も理想をそのまま実現しやすい方法であるため、確実に満足度が得やすい方法と言えるでしょう。 

また、詳しくは後述しますが、瞼、目元の加齢現象が気になる方にも切開法は最適な解決策となってくれます。


切開法による二重整形が必要な人

埋没法によるプチ二重整形は、確かに短時間で施術が終了し、費用も極めてリーズナブルなことから、特に若い世代の女性を中心に人気の施術方法ではありますが、残念ながら埋没法は、すべての方に向いている方法とは言えず、主に次のような方が二重整形を行う場合は、切開法を検討する必要があります。


・まぶたがかなり厚めの人

・加齢現象によりまぶたのたるみや脂肪が目立っている人

・黒目を大きく見せたい人(挙筋前転)


まぶたがかなり厚めの人

埋没法は糸でまぶたを留めるだけの方法のため、瞼の脂肪層が分厚い人は埋没法を行ってもしっかりと二重のラインを作る事が出来なくなります。

また、仮に瞼の層が厚い人が埋没法で施術を行ってギリギリ二重まぶたに出来たとしても、極めて持続性が薄く、すぐに元に戻ってしまうため、切開法やまぶたの脂肪除去を行ってからの埋没法が必要となります。 


加齢現象によりまぶたのたるみや脂肪が目立っている人

前項で触れましたように、メスを使って確実な施術結果をもたらせてくれる切開法は、必ずしも瞼を二重にする目的だけでなく、加齢によるまぶたのたるみや目の周りの脂肪などを取り除くことも可能な方法となります。

人の肌は加齢によってコラーゲン生成などが減少し、重力に従って垂れ下がります。これはまぶた周辺でも同じで、若い内は目元がしっかり開けられていても、年齢とともにまぶたが垂れ下がり、目が開きにくくなっていくのです。

切開法であれば、この垂れ下がった部分をそのまま除去してしまう事で目元をスッキリとさせる事が可能となります。



埋没法の後で切開法に変更は可能?

繰り返しになりますが、埋没法の効果は必ずしも永続的であるというものではありません。 

埋没法で作った二重まぶたはどのくらい持続するかという点については、「人により持続期間が異なる」というのが実情で、たった2~3年ですぐに糸が取れてしまう方や、あるいは埋没法の施術を行ってからすでに10年を経過しているのに綺麗に二重が持続している方など、実にマチマチです。


なぜこのように持続期間が人によって異なってしまうかですが、 理由の一つがそもそものまぶたの厚さの違い。例えば、まぶたの脂肪が厚くそもそも埋没法の施術に不適正な人が、無理やり行ってしまったケースでは埋没法で作ったラインや幅広の二重を作成すると糸の負担が大きくなり取れやすいですし、元々二重まぶたに近いようなまぶたの人が行えば二重のラインは長持ちしやすくなります。


それ以外にも、アレルギーやクセで無意識に目を擦ってしまうような体質であったり、スポーツで目の衝撃を受ける機会が多いなどの生活環境であったりと、その方のライフスタイルや過ごし方が瞼に負担を与えてしまうため、埋没法による二重のラインが持続する期間は人それぞれで変わってくるのです。


このように、埋没法で施術に使った糸が取れるまたは緩んでしまう事から、よりしっかりとした二重まぶたを手に入れるために切開法に切り換えたいというケースも多くありますが、埋没法は糸を除去してしまえば元のまぶたの状態に戻す事が可能であるため、基本的に切開法への切替は問題なく行えます

ただし、埋没法で過ごす期間が長期にわたると糸が皮膚に埋もれて除去しやすくなったり、そもそも二重のラインにクセがついて完全に元の状態に戻す事が出来ない場合があるため、やり直すなら早めの時期に行った方が良いと言えます。


また、埋没法から切開法に切り換えるケースとしては、何も埋没法が取れてしまったという状況だけではなく、埋没法で二重まぶたにはなったけれど、理想の二重まぶたになっていないという事が理由になるケースも多々あります。

そもそも埋没法は元のまぶたの形状によって作れる二重のラインにも制限ができるため、完璧に理想通りな幅やデザインを求める場合は切開法が推奨されます。

とりあえず価格や体への負担が軽いという点から最初に埋没法を選択する方は多いですが、一度埋没法で二重まぶたにするとよりキレイな二重にしたいという欲求も強くなるケースがあるため、思い描く理想の二重まぶたがある場合は、初めからしっかりと切開法も検討した方が良いでしょう。


切開法で跡を残さないためには?

切開法は、メスを使う為、基本的には僅かながらでも多少の傷は残ることになります。ただ、もちろんどんな人であっても、施術の傷跡など無い方が良いことは言うまでもありません。

切開法で瞼の傷を残しにくくする、目立たなくするのによく用いられる方法としては、まぶたの延長線上の自然なシワに見せて目立たなくする方法や、その人の元々の瞼の状態により、皮膚側からの切開ではなく、結膜側から切開する事で傷を目立たなくする方法などがあります。


しかし、これは二重整形に限らず言えることですが、施術を行った箇所に傷が残るか残らないかは、最終的にはそのクリニックと担当ドクター次第によるところが大きい要素とも言えます。

美容整形施術とは、日進月歩で最新の施術方法がどんどん開発されています。最新の方法などの研究に余念がないクリニックでは、傷を最小限、あるいはほぼ極限までわからないような方法にて施術を行ってくれるところも少なくありません。

また、いくら最新の方法や機材を用いたとしても、それらを完璧に使いこなして皆様の目元の施術にあたるのはやはりドクターですので、特にまだ経験の少ないドクターであれば、切開技術に不安が残る確率はどうしても上がってしまいます。単純に大手クリニックだからという固定概念に捉われることなく、担当ドクターをよく吟味し、信頼できる医師をみつけるようにしましょう。



埋没法と切開法で悩んだら

二重整形を検討する際、とにかく低予算で手軽に二重になれる埋没法か、それとも最初から思い切って切開法で施術を受けるかは、かなり悩みどころです。

確かに費用の事だけ考えると、この2つの方法はゼロ一桁ほど違いますし、切開法は、メスを入れるため、施術が終わって最終的に目元が完全に落ち着いてくるまでに長くて半年~1 年ぐらいの期間を要する場合もあります。

これらの要素を全て加味しますと、

「予算重視で二重をちょっと体感してみたい」「二重にした顔が自分に馴染むか不安...」という方には、まずは埋没法でお試ししてみるのも良いですが、

「完璧な理想の目元を目指したい!」という方は、やはり切開法の満足度に勝るものはないと言えるでしょう。


自分に似合う二重がわからない人はまず埋没をして理想どおりであれば、取れた時に全切開するというのもおすすめです。その際に、もし埋没の幅で物足りなければ、全切開の時に広めにつくるといいでしょう。切開はやり直しがしにくいので、まず埋没で自分の理想・似合う二重幅かやってみるというのはいかがでしょうか?

また、そもそもまぶたの状態によって埋没法だけでキレイな二重を作れる場合と、どうしても切開法が必要となる場合なども分かれますので、まずは一度信頼できそうな医師に相談し、自分自身のまぶたの状態を知ってからじっくりと検討してみると良いでしょう。


最適な施術方法の検討だけではなくドクター選びが重要

いかがでしたか? 今回は、埋没法と切開法、一体どちらで行う方がベストなのか、その特徴や選び方を解説させていただきました。

人の目元は誰にも目につきやすく、顔の印象も大きく変わってしまう最も大切な部位です。自分自身が満足のいく目元を手に入れられるよう、最適な施術方法を検討することももちろん大切ですが、大切な目元の施術を任せるわけですから、最終的にはやはり技術の上手いドクター選びが重要な鍵を握ります。

良いドクターを見分ける一つの基準としては二重整形施術の症例数ができるだけ多いという事が挙げられますが、その他にも理想的な二重まぶたの状態をしっかりと話し合って決められる事や、焦らずにじっくりと考えられるようなカウンセリングを行ってくれる事も一つのポイントとなります。ナースやカウンセラーが説明の大半を担当するところは避けた方がよいかもしれません。

こうした情報は口コミ評価などに特に表れてきますので、是非口コミなどを参考に良いドクターを探し、本当に満足できる二重整形を受けて下さい。


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