Vラインの脱毛は何回くらいかかる?早く効果を出す方法とデザインの選び方
医療脱毛 (VIO脱毛)
公開日:2018/11/15
しかし、体の中でも特に太い毛が密集しているVラインだけに、脱毛にどれくらい時間がかかるのか?そしてしっかりと脱毛効果が出るのか?と不安になっている人も多いと思います。
そこでこの記事では、サロンやクリニックでのVライン脱毛の効果や回数の目安、そしてデザインを選ぶ時のポイントなどを解説します。
1. Vライン脱毛の必要回数とその効果
まずは、Vライン脱毛が完了するまでにどれくらいの回数や期間が必要なのかをお話しします。ひとくくりにVライン脱毛と言っても、医師のいるクリニックで行うのか、それとも脱毛サロンなどエステサロンで行うのかによってその効果は大きな違いがあります。
また、毛をすべてツルツルにするハイジーナにするのか、それとも自然な形で残すのかでも完了までの回数は違うので、それぞれを比較して自分に合った方法を選ぶようにしましょう。
脱毛サロンの場合
脱毛サロンでの脱毛方法は、メラニン色素に反応する光を当てる事で毛根を刺激し、毛を生えにくくするというものです。回数を重ねる事で永久脱毛に近い効果を出す事は出来ますが、使用するマシンのパワーが弱いため、かなりの期間がかかると思って下さい。脱毛サロンでVライン脱毛をした場合での、完了までの回数の目安と期間は以下のようになります。
・毛を自然に残す場合(減らす程度の場合)
回数:10回〜12回
期間:1年半〜2年
・ハイジニーナの場合(無毛を目指す場合)
回数:15回〜18回以上
期間:2年半〜3年
このように完了までに期間はかかりますが、脱毛サロンでも大体3回〜5回通えば徐々にムダ毛が減ってきているという効果を感じるようになってきます。太くて色素の濃いVラインの毛は光が反応しやすいため、回数を重ねれば順調に毛量が減っていくはずです。
脱毛サロンでVライン脱毛をする1番のメリットは、痛みが少ない事です。
本来、VIOラインは肌が刺激によわく、毛も濃く生えている部位であるため、全身の中でももっとも痛みが強い部位だと言われています。中には痛みに耐えきれずに途中で諦めてしまったという人もいるようですが、脱毛サロンではそもそもそれほど強いパワーで照射が出来ないので、耐えられる事が多いでしょう。
ただし、脱毛サロンでの脱毛は、パワーが弱い分効果も低く、完全な永久脱毛はできません。
毛を少し薄くして、自然に残す場合であれば求める結果を出す事が出来る可能性はありますが、ハイジニーナの場合は完全な状態ではなく、終わらない脱毛となってしまう場合もあるので注意が必要です。
クリニック脱毛の場合
クリニックでの脱毛方法は、メラニン色素に反応するレーザーを当てる事で毛根を破壊し、毛を確実に生えなくするというものです。医師がいる医療機関では強いパワーでの照射が許可されているので、一度脱毛を完了すれば半永久的に効果が持続します。また、脱毛サロンに比べて、完了までの回数や期間もかなり短くなります。
・毛を自然に残す場合
回数:4回〜6回
期間:約1年
・ハイジニーナの場合
回数:6回〜10回
期間:1年半〜2年
このように、クリニックでは脱毛サロンの3分の1から半分ほどの回数で完了する事が出来ます。また、エステでの脱毛と違い、毛を育てる組織を完全に破壊出来るため、しっかりと永久脱毛効果が得られ、求める結果にできるというのが大きなメリットです。
しかし、効果が高い反面かなりの痛みを感じる事は覚悟しておいた方がいいでしょう。使用するマシンによっても違いがあるので、契約する前にテスト照射で痛みを確かめておいた方が賢明です。
ただ、クリニックでの脱毛は脱毛サロンと異なり、麻酔を利用する事が可能です。麻酔を上手に利用すれば、感覚を麻痺させて大幅に痛みを軽減できるので、むしろ脱毛サロンよりも痛みを感じずに受けられる可能性もあります。
麻酔を使用したい場合は、別途で料金が追加になる事もあるので、脱毛の契約を行う際にあらかじめ確認しておきましょう。
2. Vラインの脱毛を早く完了させるには
ここまでで、「こんなに期間がかかるとは思っていなかった」「もっと早く終わらせたい」という人もいると思います。そこで、Vラインの脱毛を出来るだけ早く完了させるために気をつけるべきポイントをご紹介します。
毛周期を守る
毛周期とは、毛が抜け落ちてまた新しく生え変わるまでのサイクルの事をいいます。「成長初期」「成長後期」「退行期」「休止期」の4つのサイクルに分かれていて、それを繰り返す事で常に新しい毛に生え変わっていく仕組みになっているのです。
・成長初期:皮膚の表面に少しずつ毛が出始める時期
・成長後期:毛がどんどん伸びて行く時期
・退行期:毛が細くなり抜け落ちる時期
・休止期:皮膚の下でまだ眠っている時期
この4つのサイクルの中で、脱毛が可能なのは成長期の毛だけです。これは成長期の間は毛が毛根組織にしっかりとくっついていて、レーザーの照射によって毛に蓄えられた熱が、毛根組織にしっかりと伝わって細胞の破壊を行うためです。
退行期になると毛が毛根組織から離れてしまうため、レーザーが毛に反応して熱を作っても、その熱が毛根組織に伝わらず、上手く脱毛効果を発揮する事ができません。もちろん、表面に毛が出ていない休止期はレーザーを当ててもレーザーが反応するもの自体がありませんので、意味がありません。
そのため、脱毛はこの成長期に合わせてレーザーを照射していく必要がありますが、毛周期は毛穴毎に異なり、Vラインの毛を脱毛しようとしても、そこには成長期の毛穴と退行期、休止期の毛穴が入り混じって存在しています。
レーザーを照射した際に成長期の毛穴は脱毛が完了しますが、残っている退行期や休止期の毛穴については効果が無く、それらの毛穴が次の成長期に入るのを待って、成長期の間にレーザーを照射する必要があります。
毛周期は体の部位によっても異なりますが、多くの部位の平均値として、なるべく多くの毛が成長期となるように脱毛をするためには、2〜3ヶ月毎に照射を繰り返す事が良いとされています。そのため、サロンやクリニックではどこも2〜3ヶ月おきに通うシステムとなっているのです。
「もっと早く効果を出したい」という気持ちで毎月のように通っても、成長期の毛が少なければ効果が無いどころか、肌に負担となってしまう事もありますし、逆に、これより長い間隔をあけてしまうと、成長期に入った毛が再度休止期に入ってしまい、残り続けてしまう場合もある事から、毛周期に合わせて脱毛を受けるという事はとても大切なのです。
ただし、しだいに毛の量が減ってくると、残った毛の周期に合わせる必要があるため、さらに間隔を空けて通うよう指示される事もあります。
また、Vラインは毛が濃い事から少し多めに脱毛施術を繰り返す必要がある場合もあり、もう少し短い期間で脱毛に通うよう指示される場合もあります。
最低限のお金や脱毛回数でしっかり効果を出すためには、毛周期を考慮しながら通う事が重要です。脱毛の最適な期間は、肌質やクリニックの脱毛方法などによっても変化しますので、焦らずに、スタッフの指示に従って通うようにしましょう。
肌のケアをする
肌が荒れていたり、乾燥している時は脱毛を断られてしまう事もあります。無理に脱毛をすると、刺激で肌の状態が悪化するだけでなく、いつもよりも痛みを強く感じる事があるので、脱毛当日までに肌のケアは念入りにしておきましょう。
特に、乾燥しがちな秋冬はクリームやローションでの保湿が効果的です。通っているサロンやクリニックでケア用品を販売している場合はそれを利用するのも良いですし、市販の化粧品を購入しても良いですが、脱毛中の肌はデリケートになっているので低刺激のものを選びましょう。
また、紫外線対策も大切で、日焼けしている肌はレーザーが過剰に反応してヤケドなどの可能性があるため、脱毛が出来なくなる可能性があります。
紫外線の強い夏はもちろんですが、秋冬も紫外線は降り注いでいますので、服装による紫外線対策をはじめ、しっかりとUVケアを行うようにしましょう。
正しい方法で自己処理をする
Vライン脱毛をする前日までに、全剃りもしくは脱毛したい部分の毛を自分で処理します。その時の処理方法としては、電気シェーバーを使うことをおすすめします。
もっとも良く剃れるのはカミソリですが、毛と一緒に肌表面も削る事になるので、肌にダメージを与えてしまうのです。
また、毛抜きでの処理も出来る限り避けましょう。きれいに抜けずに引きちぎられた毛が埋没毛となって肌の中に残ってしまったり、毛を抜いたあとの毛穴に菌が入ってニキビのように赤く盛り上がってしまう事もあります。
そもそも、毛抜きで毛が無くなってしまうと脱毛のレーザーが反応する事すらできなくなってしまうので、脱毛前日のケアとしては最もやってはいけない方法です。
同様に、除毛クリームなどによるケアもレーザーが反応出来なくなってしまうため、脱毛直前のケアとしては絶対に行わないようにしましょう。
脱毛当日にベストな肌のコンディションでいる事が早く完了させるコツですから、自己処理の時は肌を傷つけないよう気をつけましょう。
3. Vラインのデザインの種類と選び方
脱毛は一度完了してしまえば、ほとんどの場合は再び毛が生えてくる事はありません。それだけに、Vラインをどのようなデザインにするのかは慎重に決めましょう。ここでは、人気のデザインの種類と、選ぶ際の注意点やポイントを解説します。
Vラインのデザインの種類
逆三角形
名前の通り、下に向かって小さくなるように逆三角の形に整えるデザインです。きれいに角を整えればしっかり脱毛したという感じになりますが、下着からはみ出す毛を適度に処理してナチュラルな感じを出す事も出来ます。
細逆三角形
逆三角形をさらに小さくしたデザインです。ある程度のナチュラルさはありながら、小さな水着も安心して着られます。
I型
サイドの毛をきれいに無くし、縦長に整えるデザインです。人と違った感じになるので、個性を出したい人やVラインをすっきりさせたい人におすすめです。
細I型
I型をさらに細くしたデザインです。ハイジーナにはしたくないけれど、Vラインの毛はほとんど無くしたいという人に。ナチュラルさは無いので、脱毛した感をしっかり出したい人に良いでしょう。
ハイジニーナ
毛が一切無い状態です。海外ではとても人気があり、最近では日本の女性でも挑戦する人が増えています。
オリジナルデザイン
クリニックやサロンによっては、ハート形など希望の形に整えてもらう事も出来ます。個性を出したい人や、デザインにこだわりがある人に。
細かいデザインを行いたい場合は、特に脱毛効果の高さが重要になるため、クリニックでの脱毛を選ぶと良いでしょう。
Vラインのデザインの選び方
代表的なVラインのデザインをご紹介しましたが、ここで挙げたもの意外にも「たまご型」や「スクエア」など様々な種類があります。いざ自分のVラインのデザインを決めるとなると迷ってしまうと思いますが、10年後・20年後もそのデザインで生活をしていく事をよく考えて決める事が大切です。
よりナチュラルにしたいなら、「逆三角形」か「細逆三角形」が良いでしょう。人気の高いデザインでもあり、脱毛した感もそれほど感じません。「I型」も幅を狭くしなければ、それほど個性的に見えるという事はありません。自然さを求めるのなら、この辺りまでが妥当です。
その他の「細I型」や「ハイジーナ」「オリジナルデザイン」は、銭湯や温泉などの公共の場では目立つ場合があるので、良く検討してから挑戦するようにして下さい。
毛をすべて無くすハイジーナは、デザインのお洒落さという訳では無く、生理の際のムレや臭いなどを解消出来るという意味でも人気がありますが、まだ日本では驚かれてしまう事があります。
Vラインは、IラインやOラインと違い人から見えやすい部分でもあるので、あとで後悔する事の無いよう、慎重にスタッフと話し合いながら決めましょう。
まとめ
Vライン脱毛の回数や期間の目安、そしてデザインの選び方などを解説しました。今や美意識の高い女性には当たり前となっているVライン脱毛ですが、毛が太くしっかりしているだけに、完了までにはかなりの期間がかかってしまいます。1回の効果が高いクリニックを選ぶか、痛みの少ないサロンを選ぶかは、カウンセリングなどに実際に足を運びながら慎重に決めて下さい。
また、Vラインのデザインもかなりの種類がありますが、一度脱毛が完了してしまえばもとには戻せない事をしっかり考慮して、後悔しないデザインを選ぶようにしましょう。