【竹村先生に聞いた!】目頭切開は埋没法と一緒に受ける方が綺麗な平行二重になりますか? 【ドクター相談室】
目・二重整形 (目頭切開・目尻切開)
公開日:2021/02/03
解説者
秋葉原美容クリニック 竹村一人 医師
監修 竹村一人
秋葉原美容クリニック 院長
2007年 大塚美容形成外科 横浜院院長
2009年 大塚美容形成外科 広島院院長
2013年 大塚美容形成外科 金沢院院長
2014/12 城本クリニック 姫路院院長
2018/9 秋葉原美容クリニック 院長就任
目頭切開は埋没法と一緒に受ける方が綺麗な平行二重になりますか?
どういう目的で施術を受けるかにもよります。
確かに元々奥二重で幅がやや狭めの方ですと、目頭切開だけするよりは埋没法などの二重の手術をして、幅を少し広めにした方が綺麗な平行二重になることは多いです。
ただ目の形などは人それぞれですので、実際に診断し判断します。
一般的には、二重を少し広げた方が平行に二重のラインが綺麗に入りやすいです。
しかし、それぞれの骨格や顔の形や大きさによって様々なため、場合によりけりになります。
アイプチだけで、埋没法をせずにいるというのは一つの選択肢ではありますが、アイプチでつくるラインと、二重まぶた整形でつくる二重のラインは構造が違います。
自然な二重まぶたのラインを作るのであれば、埋没法で二重ラインをつくる方が多いです。
蒙古ひだがある場合と目頭切開後の印象の変化について
蒙古ひだがあると、目頭切開が適用されます。
目頭切開は蒙古ひだを解除する手術ですので、目の内側のひだによって隠れていた部分が見えやすくなります。
結果として一番内側にあるピンク色の粘膜の部分がよく見えるようになりますので、その結果、目が離れていたような印象のある人は、比較的自然に目が寄っている様になり、スッキリとしたように見えます。
蒙古ひだの相談はどんな症状の人からくることが多い?
一般的には20代、30代くらいの若い女性の方が多いです。
ただ高齢者の方でも男性の方でも、気にされて手術を受けにこられる方は当然他の手術同様にいます。
蒙古ひだが元々あり、幼い感じに見えて気に入ってる人はいいですが、
「目元がスッキリしない」や「(二重)ラインが平行に見えにくい」という方が多く相談に来られます。
平行型の二重ラインを希望される方は施術を受けられるとご希望に近づきます。
離れていた印象よりは確かに寄っていきますが、寄りすぎるという事はほぼありません。
原理的には自然に被っていたひだが解消されるだけですので、無理に皮膚切除をしているわけではありません。
目頭切開と二重整形を併用することが多い理由
最初のご希望で、二重のラインを綺麗な平行型にはっきり作りたいという方が多いです。
そのため、目頭切開だけ施しても元々奥二重や幅が狭めの二重ラインの方だと多少はスッキリするのですが、
完全に二重のラインが平行にならないことが多いため、自然な範囲内で二重ラインを広げる施術を同時に行うことが多いです。
目頭切開と二重整形を同日に施術することはできる?
可能です。
どちらもまぶたのところに局所麻酔をして同時に行える手術ですので、並行ラインを作りたいという場合にも直後に確認もしやすいのでいい方法だと思います。
一般的な施術方法と「内田式変法のASC法」について
目頭切開の手術方法は標準的には「内田式」と言われるつっぱている部分を解除、延長をするという方法をとっております。
形成的には「Z形成」といいます。
当院では、一定の方向の距離を伸ばすということを2つ組み合わせて、W字型に切れ目を入れる方法(内田式変法のASC法)を用いています。
目頭切開の施術方法とダウンタイムについて
当院で行っている目頭切開の手術法は、ひだを解除する蒙古ひだのテンションをできるだけ和らげます。
理想的な手法でノーテンションにてつっぱりをなくすため、結果的に傷跡やダウンタイムも皮膚の緊張が少なくなりきれいに治ります。
その分切りきっている直線上の線自体は比較的長い方だとは思いますが、目立つということはありません。
小さく切ったとしてもテンションが改善しなければよくなりませんのでそこを留意して行っております。
切り傷というのはどうしても直後赤くなってしまうため、ダウンタイムとして一ヶ月から二ヶ月ほどやや赤みが出ます。
腫れはそこまで出る手術ではないため、赤みが経過する抜歯後5日後以降からメイクやコンシーラーで隠すことができます。
二重整形後に目頭切開を行うと目が寄ってしまう可能性はある?
元々二重の方が目頭切開をする場合と基本的に同じです。
目頭切開の手術というのは蒙古ひだを解除し、蒙古ひだが被っていた部分を見えるようにスッキリさせるため、結果的には多少は目が寄ります。
二重整形後に行ったからといって、不自然に寄るということはありません。
適切にテンションを解除することで、自然な仕上がりになります。
「切開法」と「埋没法」のそれぞれの特徴や技術の違いについて
二重まぶたの手術というのはドクターによって多少見解の違いがありますが、ざっくり説明すると「埋没法」は切らないで行う方法で、「切開法」は文字通り切って二重の癖をつける方法です。
根本的には二重を作るという意味では、同じだと私は捉えています。
特徴としては切った方がしっかりと癖がつきやすく、癖が外れにくく取れにくいというメリットはあります。
その分腫れなどのダウンタイムは多少長く出ます。
埋没法は、まぶたを切らずに糸を埋め込むだけで二重の癖を作っていきます。
それでも十分癖が付きやすく選択される方は多いです。
基本的には本質である二重を作るという意味では一緒と捉えています。
その人のご希望に合わせてやるかどうかだと思います。
目頭切開と二重まぶた整形(切開法・埋没法)の平均的な価格について
美容外科の場合は自由診療になります。
施術の方法によって多少違いがありますが、二重の埋没法であれば数万円から10万円、多くても20万円ぐらいの価格です。
目頭切開も十数万円から20万円ぐらいの価格です。
クリニックによっても千差万別ですので、カウンセリングを受けて確かめてもらうことがいいかと思います。
終わりに
疑問の解消はできましたか。
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