女性の薄毛について
薄毛治療
公開日:2021/01/18
まず女性の薄毛の原因ですが、男女問わず、薄毛は毛周期の乱れによって起こりますが、成長期の短縮と休止期の延長が同時に見られるという特徴があります。
成長期が短縮すると、毛髪は十分に成長できずに細くコシのない状態となり、休止期が延長すると抜け落ちる数に対して生えてくる数が追いつかず、全体量が減少します。
このように、髪の軟弱化と本数の減少によって頭髪全体の密度が低くなり、地肌が目立つようになるのです。
では、毛周期はどうして乱れてしまうのでしょうか?
主な原因は、ホルモンバランスの崩れです。
女性ホルモンは加齢とともに減少していきますから、ある程度は生理現象といえますが、ストレスや不規則な生活などが誘因となっていることも少なくありません。
また女性の場合、ヘアスタイルやヘアケアの仕方によるトラブルから薄毛になるケースもあります。
ここで、薄毛につながる代表的な原因としましては、
《ホルモンバランス》
女性ホルモンのエストロゲンには毛髪を育てる働きがあるので、ホルモンバランスが崩れると毛周期に強く影響が現れます。
40代以降では、加齢による減少がほとんどですが、若い世代では、生活習慣や過度なダイエット、出産などによって減少することがあります。
《ストレス》
女性の社会進出が当たり前となった現在、ストレスを抱える女性が増加しています。
ストレスはホルモンバランスを崩すだけでなく、自律神経を圧迫して血流を滞らせるため、毛母細胞に栄養が届かず、発毛や毛髪の成長に影響が出ます。また、自己免疫異常も助長し、円形脱毛症の原因ともなってしまいます。
《ダイエット》
髪は他の臓器に比べて生命を維持するという点で重要度が低いため、間違った方法や急激なダイエットによって栄養が不足すると、本来髪に届くべき栄養素が他の臓器に利用されてしまいます。また、30代半ば以降に過激なダイエットした方の多くが脱毛をひき起しているともいわれますので、正しく、無理のない方法で行うようにしましょう。
《睡眠不足》
睡眠不足が続くと、疲れが取れずに身体全体の機能が低下し、髪の成長にも影響が出ます。特に、午後10時〜午前2時は副交感神経が最も活発化し、成長ホルモンが大量に分泌する時間。髪もこの時間帯にいちばん成長するので、しっかり良質な睡眠をとるように心がけましょう。
《食生活の乱れ》
栄養が不足すると毛髪の細胞の働きは低下しますので、髪の成長に必要な栄養を届けるためにもバランスの良い食事は欠かせません。また外食やインスタント食など高カロリー、高脂肪の食事が続くとコレステロールや中性脂肪が増え、頭皮の毛細血管が詰まって毛母細胞に栄養が届きにくくなってしまいます。
《老化現象》
加齢とともに女性ホルモンは減少し、相対的に男性ホルモンが増加します。特に更年期に入るとホルモンバランスが大きく崩れてエストロゲンも影響を受けるため、この時期に薄毛の進行が目立つようになります。
《ヘアスタイル・ヘアケア》
髪を結んだヘアスタイルやヘアピンで留めるスタイルなど、髪を強く引っぱり続けると頭部の毛細血管が壊れることがあります。また毎日の洗髪でシャンプー剤のすすぎ残しがあると、毛穴の詰まりとなって毛髪の発育に影響を及ぼします。
《心当たりはありませんか?ライフスタイルCHECK》
□冷え性
□睡眠時間が少なく、休息が取れていない
□人間関係などのストレスがたまっている
□外食やインスタント食が多い
□急激なダイエットをした
□たばこやアルコールの量が多い
□便秘がち
□髪を縛っていることが多い
□あまり運動をしない
チェックが多いほど薄毛の可能性は高まります。
人によって症状が違うようにシグナルもそれぞれです。
あなたはいくつ該当しましたか?
薄毛の原因は日常生活に潜んでいますので、薄毛改善、育毛を始める際は、生活習慣の見直しも必要です。
このような原因の女性の薄毛へは毛髪再生医療ハーグ療法効が効果的です。