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【宇井先生に聞いた】シミ・肝斑のレーザーの種類とおすすめの治療法

シミ取り・肝斑・毛穴治療 (シミのレーザー治療)

解説 口コミ広場編集部
監修 宇井千穂 医師

公開日:2021/02/04


当サイトのドクター相談室に寄せられた実際の質問について、医師に動画で解説していただくシリーズ。今回はシミや肝斑治療のレーザーの違いや選び方についてです。
今回は、やさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原院の宇井先生にお話を伺いました。シミや肝斑のレーザー治療をご検討の方の参考になれば嬉しいです。

監修 宇井千穂

やさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原院/シミレーザー東京 院長

2003年 北里大学医学部卒業
2004年 公立福生病院勤務
2006年 土佐清水病院勤務 同時に非常勤として銀座の某クリニック勤務
2019年 やさしい美容皮膚科・皮フ科秋葉原院 開院

【動画】シミ・肝斑のレーザーの違いと、おすすめの治療法

当サイトの「ドクター相談室」は、美容医療に関するユーザー様の疑問に様々な医師が答えてくれるサービスです。

そちらに寄せられた実際のユーザー様からのご質問を元に、関連するありがちな疑問についてもお話を伺いました。


今回は、シミ・肝斑のレーザー治療について、実際のユーザー様からの疑問をきっかけに、より深く知るためにやさしい美容皮膚科・皮フ科秋葉原院の宇井千穂院長にインタビューしてきました!

ぜひご覧ください。

(編集部)


ユーザーからの質問

ドクター相談室に質問です。

レーザー治療でシミの除去を考えているのですが、種類が多く、どれが自分の症状に適しているのかわかりません。

それぞれの症状に適した施術と、おすすめの治療を教えて下さい。


実際の質問はこちら


代表的な症状や治療法について

シミには本当に様々な種類があります。そのシミの種類によって適したレーザーというのが存在するんです。

ですので、医師の診察によってそのシミの種類を特定し、それに合わせてレーザーを使い分けます。


よく皆さんが気にするおばあちゃんのシミは、医学的には「老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)」というものです。

老人性色素斑に対して、昔はスポットで1個1個のシミにレーザーをあてるということが主流でした。ですが今は、例えばそばかすが老人性色素斑のように大きくなってしまったとか、たくさん広がってしまったなどということも多いため、顔の一部ではなく全顔を照射するというシミレーザーが主流になりました。



シミ取りレーザーの種類と価格帯

レーザーはたくさんの種類がありますし、クリニックも沢山あります。ですので値段としてはまちまちだと思いますが、例えばスポットでするようなレーザーであれば1ショットいくらという価格設定をしているところが多いです。当院の金額感としては、ワンショット1000円や2000円からという感じでお話させていただく場合が多いです。


あと顔全体にレーザーを照射する場合は、レーザー単体で20,000円〜30,000円、他の治療とセットで40,000〜50,000円、というような価格帯になります。



レーザー治療した際のダウンタイムについて

シミレーザーの中でも、スポットで行うようなものであれば、痂皮(かひ)という真っ黒な皮がいったんできます。いわゆるカサブタですね。


その痂皮が自然に取れるまでには1週間から10日ぐらいかかります。痂皮が取れてからは、赤ちゃんの皮膚ができてきて、ピンクや赤みがかっています。そのようなピンクや赤い色は3カ月ぐらいで落ち着くと思います。


その3カ月後はちょっと茶色くなったりする方もいらっしゃいます。全体合わせて半年から1年くらいかけて普通の肌に戻って行くと想定しておくといいと思います。


もう一つ、全顔でレーザーを照射する場合ですが、茶色いものがポツポツと出てきます。その茶色かったり黒かったりするものは1週間から10日くらいで角質ともにポロポロとはがれ落ちてきます。その後にまたピンクだったり赤かったりするような赤ちゃんの皮膚が見えてくるのですが、こちらの場合はそんなに赤くもないかもしれないですね。


全顔でする場合はその程度で済む場合が多いですね。



肝斑に効きやすいレーザー治療について

肝斑というのはシミの中でもとても特徴的なシミなんです。


肝斑は表面的にあるそばかすや老人性色素斑のシミよりも深いところにあるんですね。そして、とてもデリケートで、何かの拍子で濃くなったりしてしまうんです。


肝斑の原因としては触る(刺激する)ということと、女性ホルモンの乱れというものがございます。

女性ホルモンの乱れというのは年齢的に仕方ないこともあるんですが、触らないということはみんなにもできると思います。

触らないというのも実は一つの治療です。


もし肝斑にレーザーをあてるということになれば、触ってしまうという事ですので、そのレーザーの衝撃によって濃くなることも実はあるんです。ですので医師の診察に基づいてきちんとその方に合ったレーザー治療を受けるというのがとても大事なんです。


もう一つ簡単な方法として、お薬や点滴で改善をする例もとても多くございます。いつも通っているクリニックがございましたら、そちらでお医者さんに尋ねてみるといいと思います。



先生おすすめのレーザー治療はありますか?

日本人の方には日本人にあったレーザー治療をすることをお勧めしております。

当院ではライムライトジェネシスアキュチップ、その他にもたくさんのレーザーがございますが、ライムライトはそばかすや老人性色素斑などのシミを除去するのにとても優れていると思います。


ジェネシスレーザーというのはもっと深いほうのシミに向いています。例えばニキビ跡の色素沈着など、皮膚の中にレーザーを入れてそのレーザーでメラニン色素を吹っ飛ばすというようなイメージがジェネシスレーザーになります。


アキュチップというのは、先ほどちょっと申しましたスポットでシミを取り除くという施術ができるものです。


レーザーはそれぞれに特長があります。

医師の診察を受けてシミの種類の特定、そしてその方に合った診断のうえ、レーザー治療を受けることがとても大事だと思っています。


当院にもどうぞお越しください。



レーザー治療と併用できる治療について

よくレーザーとともにする施術としましてはピーリングイオン導入美容点滴が挙げられます。


ケミカルピーリングというのは代表的なものなんですけれども、皮膚にはバリア機能が備わっていて、そのバリア機能をピーリングで1枚剥がすことによって、レーザーの入りがとても良くなり実感を得られます。


ピーリングの後にレーザーを行なった場合、その後の保湿がとても必要になってきます。

そこで、さらにイオン導入をすることが多いです。


イオン導入は微力な電流を流すことによって、とても美肌効果や保湿効果の高い美容液を肌の中に浸透させるという施術です。


その3つ(ピーリング・レーザー・イオン導入)を組み合わせることによってレーザーの効果を高めるということが確認されています。


あとは美容点滴です。

美容点滴はその方がなりたい目的によって使われることが多いのですが、人気があるのは白玉点滴です。白玉点滴はグルタチオンという成分が中心で、地肌を白くすることができるものです。そのほかに美白といえば高濃度ビタミンCなどもございます。


ダイエット点滴になるシンデレラ点滴なども、今とても人気です。




終わりに

疑問の解消はできましたか。

お悩みの方は気軽にご相談ください。


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