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  ドクターインタビュー

“安全第一の医療”を信条に最新のタトゥー治療に取り組む

ドクター
インタビュー

“安全第一の医療”を信条に最新のタトゥー治療に取り組む

医師を目指したのは海外サッカークラブのチームドクターになろうと思ったからという西谷直輝医師。そこから美容医療に進んだ理由がなんとも意外なものだった。JR千葉駅前にある千葉中央美容形成クリニックの院長として、2015年4月の開院以来、正直で誠実なクリニックを目指している。インタビューでは「患者さまに喜んでもらうため」「患者さまの笑顔が嬉しい」といった言葉が次々に飛び出し、なによりも患者さまを大切にしていることが伝わってきた。本文でも紹介しているタトゥー除去のデュアルレーザー治療も、「今すぐなんとかしたい」という患者さまの希望に応えたい気持ちが形になったものといえるだろう。

正直で誠実な治療と対応で患者さまに喜んでもらえるクリニックを目指す。

はじめに、現在の美容医療についてのお考えをお聞かせください。

近年、美容医療のハードルは下がってきていますよね。情報が得やすくなったこともありますが、技術面の進歩が大きいと思います。昔は切らなければいけなかった治療が切らなくても済むようになり、レーザー系の治療によってダウンタイムも短くなっています。間口が広がっただけに、患者さまの希望にクリニックがどのように応えていくかが、より重要になっていると思います。


そのような背景を踏まえ、千葉中央美容形成クリニックはどのようなクリニックを目指していますか?

正直で誠実なクリニックでありたいと考えています。患者さまのご希望には100%応えたいのですが、医療である以上、安全が一番でなければならないという信念もあります。ですから当院では、できること、できないことをはっきりと伝え、リスクが高ければ治療をおすすめしません。そもそも危険をおかしてまで治療を施してお金をいただこうとは思いませんし、売り上げが最優先になってはいけないと考えていますから。それよりも、どうしたら患者さまに喜んでもらえるかを考えることが重要ですよね。


安全第一とのことですが、安全性を高めるために取り組んでいること、強化していることを教えてください。

ひとつは全身麻酔や硬膜外麻酔などが必要な場合は外部から麻酔科の医師を呼んでいることです。自分でもできますが、専門医に管理してもらうことで私は手術に集中できますから、全体として安全性が高まると考えています。ほかにも、モニターなどの機器を充実させたり、使用する備品を整備したり、衛生面からも安全性には気を配っています。


では、治療において重視していること、基本方針は?

なるべく痛みの少ない治療を提供するよう努力しています。さまざまな麻酔を用意したり、麻酔の注射そのものが痛いので水光注射という痛みの少ないものを取り入れたり。ほかにも、ヒアルロン酸注射では先が丸い針(カニューレ)を使用して内出血を少なくする、麻酔入りのヒアルロン酸を揃えるなどですね。
当然のことですが、結果の出る治療を提供すること、そして同じ結果が出せるなら、なるべく腫れない、傷跡が残らない治療をおすすめすることも大切にしています。ただ、患者さまのご希望はそれぞれで、傷が残ってもいいからしっかり結果を出したい方もいれば、痛くてもいいから費用をおさえたい方もいます。患者さまがなにを重視しているかをしっかり受け止め、お応えするようにしています。


タトゥー除去の画期的な治療法
デュアルレーザー治療の実力とは?

現在、力を入れている治療を教えてください。

タトゥー除去と傷跡の修正です。最近、患者さまが増えているだけでなく、「今すぐなんとかしたい」という方が多くなっているので当院でも力を入れています。
タトゥー除去の治療法は大きくわけてレーザー治療、皮膚切除手術、剥削(はくさく)といって皮膚表面を削り取る方法の3種類があります。どれも対応可能ですが、当院の特徴といえるのがデュアルレーザー治療です。この治療は当中央クリニックグループの美容外科形成外科川崎中央クリニックの院長の南部先生が考案された治療方法です。中央クリニックグループ内でも当院をはじめ、限られたクリニックだけのもので、恐らくグループ外では行っていないと思います。


デュアルレーザー治療とは具体的にどのようなものなのでしょうか?

エルビウムヤグレーザーで皮膚の表面を削り取り、Qスイッチヤグレーザーで色素を分解するという治療です。当院では、『デュアルレーザー』という名前ですが、考案者である川崎中央クリニック院長、南部先生は『ペアリングレーザー』という名前で施術を行われています。

この治療の特徴は、創部(タトゥー除去部)の回復期間の短縮にあります。クリニックへの通院は創部(タトゥー除去部)が乾くまで何回も必要になります。タトゥーの入っている部位や大きさにもよりますが、メスやハサミで皮膚を削ると創部が乾くまでに平均で3ヶ月必要ですが、デュアルレーザーですと平均1ヶ月で創部が乾きます。回復には個人差がありますので、まれに創部が乾くまでに3ヶ月程かかる方もいらっしゃいますが、患者様の通院期間を大幅に短縮できる事がこの治療のメリットであり特徴だと考えています。

また、一般的にレーザーの場合5回〜10回の施術が必要で、3ヵ月ごとに行うとなると1~2年半くらいかかります。期間が短いのは手術から約21~2週間で抜糸できる切除手術ですが、こちらは広範囲なると難しい。ある程度の大きさのものを1回で除去したい場合、デュアルレーザー治療が適しています。


もうひとつの傷跡の治療ですが、こちらはどのようなケースが多いのでしょうか?

根性焼きやリストカットの跡に対するもので、基本は切除手術によってそれぞれの跡を1本の線にします。
削るという選択肢もあって、その場合は少なからずケロイドの跡が残ります。
どちらにしても、「根性焼きやリストカットの跡より手術跡やヤケド跡と言えるほうがいい」という方が治療されています。


今後力を入れたい治療はありますか?

帝王切開後の傷跡ですね。
出産の現場では美しさは優先されませんから、後々傷跡に悩まれている方は少なくないようです。
そのようなお悩みに応えるものとして、縫い方の工夫によって、出産時に縫った部分をきれいに縫い直す治療に力を入れていこうと考えています。


美容医療に興味をもったきっかけは研修医時代の彼女のカミングアウトだった。

医師を目指したきったけを教えてください。

小学校からサッカーをやっていて、将来は海外でプロになりたいと思っていました。でも、中学生にもなると現実が見えてきて、海外どころか日本でもプロになれないことを実感して……。それでもサッカーに携わる仕事がしたかった。それなら海外でチームドクターをやろうと思って医者を目指しました。


チームドクターを目指していた先生が美容医療に進んだのはどのような経緯があったのですか?

チームドクターは整形外科なので、そちらに進むつもりでしたが、大学の講義を受けるうちにいろいろな分野に興味をもつようになりました。中でも美容医療に興味をもったのは、研修医の時に付き合っていた女性から「二重の手術した」と聞かされたことがきっかけです。片目が一重で片目が二重なのがコンプレックスで、大学生の時に先輩の先生に手術してもらったそうです。「二重に揃えることで自分に自信がもて、明るくなった」という言葉を聞いて、見た目だけではなく心理的に得られるものが大きいというのはおもしろい分野だなと思ったんです。
美容医療に携わって12年経ちますが、今も楽しく、やりがいのある分野だと思っています。結果が目に見えるのでごまかしようがないという点が性にあっているし、なにより患者さまが笑顔で帰っていかれるのが嬉しいですね。


最後に、読者へのメッセージをお願いします。

患者さまのお悩みはいろいろですし、気になったからすぐにクリニックに来たという方もいれば、1年悩み続けたという方もいます。でも、みなさま「来てよかった」と言ってくださるので、治療を受ける、受けないは別にして、ご相談だけでも足を運んでほしいですね。
そして、治療を希望される場合は、なにをしたいのか、なにを重視するのかを明確にもたれたほうがいいと思います。
費用面なのかダウンタイムなのか、あるいは仕上がり重視なのか、傷跡を残さない治療なのか。
それぞれの希望を伝えていただけば、それにあった治療をご提案いたします。先ほども言いましたが、当院ではリスクもすべて包み隠さずお話しますし、できることできないことをお伝えしますので、遠慮なくご相談ください。

編集後記

院長の人柄を別の医師に伺うと「真面目を地で行くような先生。たまに生き方が不器用だと感じることもあります(笑)」との返事。それを聞いた院長も「真面目すぎるのかな? 悪い言い方をすれば頭がかたいのかも」と笑っていました。私もお話を聞いていて、嘘やズルが嫌いなんだろうなぁと感じました。もし「美容医療はどこか信用できない」と考えている方がいるなら、院長のような方に相談すれば美容医療のイメージが変わるのでは?と思います。そもそも真面目は悪いことではないわけで…むしろ信頼につながります。

ドクター紹介

総院長

西谷直輝

千葉院をオープンするにあたり、侵襲が少なくなるべく大きな効果が出せるよう多くの最新のレーザー機器を取り揃えました。もちろん従来のいわゆる「切る手術」というものも効果としては高いものであり、当院でも専門的に行っております。 当院にご来院される方のご要望をよく聞き、それにお応えすべく幅広い施術をご提供してまいります。施術するにあたりご要望に応じた施術をご提案させていただき、時には施術を行っても希望 通りにならない、あるいは悪化させてしまう場合は施術をお断りさせていただくこともございます。 まずは何なりとご相談ください。スタッフ一同、ご来院をお待ち申し上げております。

所属学会・資格

日本美容外科学会 正会員
日本外科学会 正会員

略歴

2000年 東邦大学医学部 卒業
2000年 国家公務員共済組合連合会 虎の門病院勤務
2004年 品川美容外科 入職
2007年 品川美容外科 鹿児島院院長 就任
2012年 品川美容外科 川崎院院長 就任
2013年 オザキクリニック 新宿院院長 就任
2013年 Kanac美容外科皮膚科クリニック 院長 就任
2014年 中央クリニック 入職
2015年 千葉中央美容形成クリニック 開設
2018年 医療法人社団 美星会 理事長 就任

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