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インタビュー

Special Interview
「患者本位の医療」が信念 痛くない独自の二重治療も好評 共立美容外科・歯科 久次米 秋人 CEO兼総括院長

スペシャルインタビュー

「患者本位の医療」が信念 痛くない独自の二重治療も好評 共立美容外科・歯科 久次米 秋人 CEO兼総括院長

1989年、「患者さんの立場に立った美容医療を行う」ことを信念に共立美容外科は創立された。
26年目を迎えた現在では全国に17院を展開しており、そのCEO兼総括院長を務めるのが久次米秋人医師だ。飾り立てられた宣伝文句よりも、「普通である」という評価にこそ価値があるとの考えのもと、患者さまにとって本当に必要な施術だけを提供。美容分野において「確かな医療を提供したい」という信念を貫いている。

無理な施術、押しつけの医療をなくすため、
カウンセラーは置かず、医師が責任を持って対応。

クリニックの特徴、治療方針を教えてください。

共立美容外科・歯科は、美容医療業界で「可もなく不可もなく」という評価だと思いますが、それこそが当院の特長でもあります。この業界は、悪いことは言われるけれど、良い評判はなかなか立たないと言われているので、「普通にやっている」「平均点以上は取る」との評価は悪いことではなく、むしろ非常にありがたいこと。同業者に悪く言われないというのは誇りですし、26年間医療に準じて良心的にやってきたことが認められているのだと考えています。
治療方針としては、患者さまの満足度を大切に、押しつけの医療はしないようにしています。一般診療では、「腫瘍をとるために手術が必要です」というように医師が中心になって治療方針を決めますが、美容医療の場合は、患者さまの満足度を上げることが目的ですから、「患者さまがどうしたいか」を第一に考えて治療しなければなりません。いくら手術が上手でも、患者さまが満足しなければ意味がありませんから、無理をせず、できるだけリスクやダウンタイムの少ない治療で満足していただけるようにしています。

患者さまの満足度を高めるために、
具体的にどのようなことを行っているのでしょうか?

カウンセラーを置かず、医師が患者さまと直接話をして治療方針を決めています。今はカウンセラーが対応するクリニックが多いようなので、そういう意味では、昔ながらのクラシカルなスタイルですね。治療するうえで、患者さまの話を聞き、治療方法を組み立てることはとても重要なプロセスですから、医師が責任を持って行うようにしています。
そのためにも医師の力量が重要です。美容クリニックの中には、スーパーローテ※を終えたばかりの若い医師を積極的に採用するところもあるようですが、当院はスーパーローテを終えてから2〜5年一般臨床を経験した医師を採用しています。1つの診療科で患者さまと向き合ってきた経験を持つ医師でないと、質の高い美容医療を提供することは難しいと考えています。

※スーパーローテーション。医師臨床研修制度の通称。医師免許取得後、2年以上主要な診療科を回って臨床研修を受けるシステム。

クリニックの今後の展望や
目標を教えてください。

もう少しクリニックを増やしたいと思っています。当院は長く在籍しているベテラン医師が多いのですが、新しい医師を受け入れるためにも受け皿を増やしていきたいですね。
また、当院は日本で数少ないフランチャイズ方式のクリニックです。各院長が責任を持ってクリニックを運営していますが、定期的に院長会議や勉強会を開いて情報交換を行っています。
それらによって、共立グループ全体でさらなる質の向上を目指していきたいですね。

痛くない、腫れない手術を目指して
独自の「共立式二重P-PL挙筋法」を開発。

先生が得意な治療、または力を入れている治療を教えてください。

25年くらい前は「共立美容外科=脂肪吸引」というほど脂肪吸引で知られていましたが、今は脂肪吸引に特化したイメージはないと思います。私自身も脂肪吸引や豊胸などいろいろな手術を手掛けてきましたが、最近では二重の手術にこだわっています。
二重施術は10分、15分ほどの手術で、基本的な技術としては難しいものではありません。言ってしまえば、誰にでもできる手術です。だからこそ、差別化をはかり、患者さまの満足度を上げるのは非常に難しい。美容医療に携わって20年以上経った今、改めてやりがいのある治療だと感じています。

二重施術では「痛くない手術」を標榜していますが、具体的にどのようなものですか?

当院では、共立式二重P-PL挙筋法という「切らない二重手術」を採用しています。麻酔のかけ方や皮膚を留める糸に極細いものを使うなど独自の研究結果に基づいた手術によって、傷跡が残らず、腫れない二重施術が可能になりました。当院には他院で二重の手術をした方が「取れてしまった」と言って来院されることが多いのですが、手術後に「こんなに痛くないなんて!」と驚かれることが多いですね。
麻酔については、当院独自の痛くない麻酔を使用しているので、麻酔注射自体も痛くありません。笑気麻酔で眠らせて手術を行うクリニックもありますが、当院では患者さまを眠らせることなく、必要に応じて目を開けてもらい、二重を確認しながら進めます。そうすることで、絶妙なラインがつくれ、腫れや痛みのない手術ができます。
また最近では、小学校低学年のお子さまの逆さまつ毛の手術も、この二重P-PL挙筋法で行っており増えています。一般的にお子さまの手術は難しいのですが、当院の痛くない手術であれば、怖ささえ我慢してもらえれば対応可能です。

医師を辞めようと思ったこともあったが
理想的なクリニックを求めて開業し、現在へ。

医師を目指した理由を教えてください。

父親が田舎で診療所をやっていたので、跡を継ぐためです。長男なので幼い頃から医師になるよう言われていて、他の道はありませんでした。
大学卒業後、診療所を継ぐことを考えて地元の大学病院に勤務したのですが、そこで一度、医者を辞めようとしたんですよ。1年間休みはゼロ。朝8時に病院に入って、夜7時に診療が終わって、それから翌朝8時まで近くのマンションで緊急当直。5日間寝ないこともあって……疲労困憊。「これが医者のあるべき姿なのか?」と疑問に思ったのですが、父親を含め、それが当たり前と考えている医師ばかりでしたし、若くてピュアだったので「医者像の考え方が違う」なんて思えなかった。それが医者というのであれば医者にはなれないと思って、医者を辞めると親に言ったこともありましたね。

医師を辞める決心をしたのにも関わらず、その後、美容医療に進んだのはなぜですか?

知人が美容医療に進んでいたので、僕もなんとなくというのが正直なところです。当時の“まっとうな”医者になれないなら、美容外科で「技術で勝負する」という方法もあるのかな、と。ただ、父親から「美容医療って医師免許いるのか?」って言われましたね。そういう時代でした。
その後は、最初に入った美容クリニックがあまり良い病院ではなかったので、自分でやったほうが理想的なクリニックができると思い、開業することになりました。それから26年経ち、美容外科をとりまく環境も大きく変わったと実感しています。

これまで美容外科に携わってきて、
医師として大切なことは何だと考えていますか?

美容医療だけではなく医療全般に言えることですが、医師は人柄が重要だと思いますね。
腕は良いに越したことはないけれど、やはり人柄が第一。患者さまは困ったことやお悩みを抱えてクリニックにいらっしゃるわけですから、その方をいかに安心させられるかは、優しさによって変わると思います。
これまでにたくさんの医師を見てきて、本当の優しさを持った医師はそう多くないと感じているだけに、当院では医師の人柄を重視していますね。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

美容医療で一番大事なのはご本人が満足することですから、希望はもちろん施術方法や対応についてなど、思っていることをしっかり伝えるようにしてください。医師、ましてやカウンセラー主導の治療では不満が残ることが多いようですので、ご自身の話をきちんと聞いてくれるクリニックを選ぶことが重要だと思います。
私をはじめ当院の医師は、患者さまにとって無理がある治療は「できない」と言いますし、逆に嘘を言って治療をすることはありません。ですから、セカンドオピニオンでも、サードオピニオンでも構いませんので、相談したいことがある方は楽な気持ちで来ていただきたいですね。

編集後記


編集後記

クリニックのスタッフは先生について、「優しいのひと言です」とキッパリ。
全国展開する巨大グループを牽引するCEO兼総括院長でありながら、クリニックのことからプライベートまで気さくにお話くださり、スタッフの言葉にも納得。インタビュー中に「医師は人柄が大事」とおっしゃっていましたが、先生自身がその代表のようでした。プライベートでは、「孤独を愛するようになってきた(笑)」そうで、一人サウナでボ〜っと過ごしたり、漫画を読んだりしているとか。意外な一面を覗くことができたような気がします。

ドクター紹介

所属学会・資格

日本美容外科医師会理事
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会会員
日本美容外科学会認定専門医
日本脱毛学会会員
北米脂肪吸引形成外科学会会員
日本坑加齢美容医療学会会員

略歴

【日本美容外科医師会理事】
【日本美容外科学会認定専門医】

1983年 金沢医科大学医学部 卒業
1983年 高知医科大整形外科 入局
1989年 東京本院(品川)開院
2002年 本院を新宿に移転
2013年 銀座院院長
2018年 第107回日本美容外科学会 学会長就任

1958年6月12日生まれ
1989年「患者さんの立場に立った美容医療を行う」ことを信念とし、共立美容外科を創立。
2020年現在、全国に25院を開院。

メッセージ

美容外科とは本人のコンプレックスを取り除くことで自信をつけさせる医療だと思います。良い病院とは患者様の不安や悩みを取り除くことができる病院です。
共立美容外科が心がけているのは、来院された患者様から、「どこをどうしたいのか」をしっかりと聞き出すことです。しっかりと話を聞くと、初め目の悩みで来ていた人が、「実はここをこうしたかった」と話してくれるようになります。本当にやりたいことを知ることは、美容外科では非常に大事です。そのためカウンセリングに時間をかけます。それはやらなくてもいい手術をやらないためです。
カウンセリングは無料ですので不安な事がありましたら一度お気軽にいらして下さい。

久次米先生の回答した質問

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