シリコンバッグ豊胸を考えています。
何年か前に3回ヒアルロン酸を200ccずつ入れたことがあり、
現在もまだかたくなって残っている感じがします。
ヒアルロン酸を溶かした方が良いのではと考えていますが、
かたくなったヒアルロン酸を完全に溶かすことは可能なのでしょうか。
またヒアルロン酸が残ったままシリコンバッグを入れるのはリスクがあると聞きましたが、
具体的にどのようなリスクがあるのでしょうか。
重症化することがある場合には、その確率はどれぐらいなのでしょうか。
また、漏斗胸なのですがシリコンバッグを挿れることにリスクはありますか。
どうぞ宜しくお願いいたします。
1 名のドクターが回答
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1件目の回答
(2023-10-06)
豊胸歴21年のClinic Nine Fieldsの九野です。原理的には可能でも特段の技術を要します。しこりになった部位にヒアルロニダーゼ(分解酵素)を注入しても尚溶けない(しこりが治らない)事例も最近増えてきています。注入した担当医ですら治せないことがあるので、担当医の経験によるでしょう。下記に、非溶解性のfillerやしこりを治療して同時に(脂肪幹細胞を用いた再生)豊胸手術を行った方々の症例を下記にご提示致しますので御参考になさって下さい。検索のアドレス欄にコピーペーストすればご覧戴けます。
https://clinic-nine-fields.com/column/bust08/
尚、シリコンバッグに関する重要な国際情報ですが決断済みのsakiさんには多少耳が痛くて耳を疑うお話かも知れません。老婆心ながら今後の参考にして戴ければと思います。
1990年代になると、DowCorning社などメーカー数社が訴訟され、破損や漏出による健康被害などの問題が表面化しました。1992年には一時FDAがシリコンバッグの使用を停止するよう命じましたが、2006年FDAは米国内で粘度が高く漏出時の危険が少ない素材コヒーシブシリコン(Allagan社・Mentor社のみ)の使用を認可するに至ったものの長期追跡義務が課せられています。
つまり、世界中のどんな最先端のシリコンバッグであったとしても安全なものは存在しません。挿入後数年以内に被膜拘縮が生じ始め、次第にバストが硬化・変形をきたします。破裂や微小漏出等の問題も現状では完全に解決してはおらず、製品劣化のため10年前後で入替が必要になります。
更に、漏斗胸の方はバッグ挿入後から肋骨や胸骨の陥凹・変形が生じてくる可能性が(バスト皮膚の伸展度・バッグの大きさや形状にもよりますが)非常に高いため、そちらの方が大問題です。結局、自己組織による豊胸術が(シコリ形成や生着率の問題を解決できれば)生涯長持ちする自然なバストを形成できるのです。漏斗胸の場合は特に、陥凹部にも注入で形成することが可能です。
https://clinic-nine-fields.com/column/houkyou-saishin/
漏斗胸を改善した症例
https://clinic-nine-fields.com/column/bust-13/
九野広夫先生のシリコンバッグ挿入の症例 (アフター)
九野広夫先生がいるクリニック
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