豊胸につきまして、以前ヒアルロン酸を入れたものがかたくしこりとなって所々に残っている感じがします。除去してシリコンバッグを入れたいのですが、ヒアルロン酸除去とシリコンバッグ挿入は同日に可能でしょうか。それともヒアルロン酸除去には日数がかなりかかるものなのでしょうか?
2 名のドクターが回答
2件の回答があります
1件目の回答
(2022-08-04)
豊胸歴20年のClinic Nine Fieldsの九野です。原理的には可能でも、特段の技術を要します。しこりになった部位にヒアルロニダーゼ(分解酵素)を注入しても尚溶けない(しこりが治らない)事例も最近増えてきています。注入した担当医ですら治せないことがあるくらいなので、担当医の経験によるでしょう。
下記に、非溶解性のfillerやしこりを治療して同時に(脂肪幹細胞を用いた再生)豊胸手術を行った方々の症例を下記にご提示致しますので、御参考になさって下さい。検索のアドレス欄にコピーペーストすればご覧になれます。
https://clinic-nine-fields.com/column/bust08/
尚、ここから後はシリコンバッグに関する重要な国際情報ですが、決断済みのkさんには多少耳が痛くて耳を疑うお話かも知れません。老婆心ながら、今後の参考にして戴ければと思います。
1990年代になると、DowCorning社などメーカー数社が訴訟され、破損や漏出による健康被害などの問題が表面化しました。1992年には一時FDAがシリコンバッグの使用を停止するよう命じましたが、2006年FDAは米国内で粘度が高く漏出時の危険が少ない素材コヒーシブシリコン(Allagan社・Mentor社のみ)の使用を認可するに至ったものの長期追跡義務が課せられています。
つまり、世界中のどんな最先端のシリコンバッグであったとしても安全なものは存在しないのです。挿入後数年以内に被膜拘縮が生じ始め、次第にバストが硬化・変形をきたしてきます。破裂や微小漏出等の問題も現状では完全に解決してはおらず、製品劣化のため10年前後で入替が必要になります。
従って、乳癌術後或いはマウンドタイプ以下の場合でも抜去後に皮膚の充分な伸展が得られれば、自己組織による豊胸術に切替えることができるため、永続的に人工物に頼る豊胸は今後、例えば乳癌術後や乳房皮膚伸展目的の一時的使用等に限定的になってゆくでしょう。
結局、自己組織による豊胸術が(シコリ形成や生着率の問題を解決できれば)生涯長持ちする自然なバストを形成できるのです。
https://clinic-nine-fields.com/column/houkyou-saishin/
九野広夫先生のシリコンバッグ挿入の症例 (アフター)
九野広夫先生がいるクリニック
2件目の回答
(2022-07-25)
中目黒にあるソルクリニック院長の向井英子です。
ヒアルロン酸豊胸後のしこりのご相談ですね。
シリコン挿入も考えていらっしゃるなら、手術の前にヒアルロン酸を溶解するのがおすすめです。
所々に点在するなら1回の溶解ですべて溶けきるかわかりません。
またシリコンが入っている状態で溶解剤を入れようとして針がシリコンに刺さる可能性があります。
以上、ご参考いただければ幸いです。
向井英子先生がいるクリニック
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