12年前に、120ccのシリコンパックを左右に入れました。
今まで全く問題もなく、理想のまま保っています。
それでもいずれは入れ替えないといけない日が来るのでしょうか?
先生からは特に寿命については伺っていませんでした。
乳がんの手術後、再建/豊胸をした友人は、永久だと思っていると言っていますが、どうなのでしょうか?
2 名のドクターが回答
2件の回答があります
1件目の回答
(2023-04-04)
池袋のみずほクリニックの小松です。
基本的にシリコンバッグに寿命があり入れ替えが
必要ということはないのですが、バッグが破れて
形が崩れたりすれば、抜去するか入れ替えが必要な
ケースもあります。
特にそのようなトラブルがなければ、手を加える必要は
全くありません。
小松磨史先生がいるクリニック
2件目の回答
(2023-05-03)
豊胸歴21年の美容外科専門医Clinic Nine Fieldsの九野です。まりなさん、シリコンバッグ(豊胸用バッグプロテーゼ)の問題は、バッグの「寿命」だけではありません。一般的に申し上げて、シリコンバッグの寿命を明確に設定している(例えば「製造後〇〇年以内に抜去を要す」など)メーカーはありませんが、少なくとも現時点で世界中のどんなシリコンバッグでも劣化や自然破損があり、概ね10年前後で新しいものに入替ることを推奨しているところもあるくらいです。
シリコンバッグそのものの重大な後遺障害や、下記の問題が生じることが予想されます。
第一に、世界中のどんな最先端のシリコンバッグであったとしても挿入後数ヶ月~数年以内に被膜拘縮が生じ始め、次第にバストが硬化・変形をきたしてきます。その被膜拘縮が原因でバッグが破損することがしばしば見受けられ、破裂や微小漏出等の問題も現状では完全に解決してはおりません。
第二に、メーカーやバッグの規格(profileや projection等)にもよりますが、肋骨形状や皮膚伸展(下垂など)度、乳腺の形などによっては却って不自然なバストになることが充分にあり得ます。
第三に、(大胸筋下層への挿入ではほぼ間違いなく生じますが)乳腺下層への挿入だったとしても、数ヶ月~数年後には肋骨(肋軟骨)が陥凹し、変形してきます。
第四に、マンモグラフィーでの破裂、乳癌検査時に万一生検される場合や鍼灸院での治療での誤穿刺事故、ブラジャー装着時の特殊な注意点等、トラブル要因が多いでしょう。
最近ではシリコンバッグそのものの危険性が浸透しつつあり、米国ではFDAが(一部の素材を除いて)使用停止命令を出している時代になってきています。
https://clinic-nine-fields.com/column/houkyou-saishin/
当院ではシリコンバッグの用途や適応については、例えば乳癌術後の形成や乳房皮膚伸展目的の一時的使用等に限定して考えいています。
結局、自己組織による豊胸術が(シコリ形成や生着率の問題を解決できれば)生涯長持ちする自然なバストを形成できるのです。人工物を抜去すると同時に再生豊胸術によって本物のバストに創り変える新技術がありますのでご参考になさって下さい。
https://bag.k-biyou.com/
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九野広夫先生がいるクリニック
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