相談しづらいデリケートゾーンの悩み…『小陰唇』のトラブル
婦人科形成
公開日:2017/02/27
小陰唇は尿道口や膣にばい菌などが入らないようにする役割を持っていますが、小陰唇が大きくはみ出していると外部からの刺激を受けやすくなります。すると、汚れや細菌が溜まって臭いが強くなったり、下着や自転車のサドルなどの摩擦で黒ずんできたり擦れて痛みを伴うなど、さまざまなトラブルが起きやすくなります。
~こんなお悩みはありませんか?~
・衣服や下着に擦れて痛みを感じやすくなる
・小陰唇のヒダが大きくはみ出して目立つ
・小陰唇がたるんで肥大してきた
・小陰唇の大きさに左右差がでたり形が崩れる
・擦れた部分に色素沈着が起きて黒ずんでくる
・パートナーとの性行為に自信がなくなる
・汚れが溜まりやすく臭いが気になる
・尿が小陰唇に引っかかり排尿しづらくなる
◆小陰唇トラブルが起こる原因はなに?◆
小陰唇がなぜ大きくなるのかは、主に以下の要因が考えられています。
・生まれつき小陰唇が大きくなる”先天性”によるもの
・思春期や妊娠・出産などホルモンバランスによるもの
・小陰唇の老化に伴う菲薄化やゆるみによるもの
一般的な小陰唇の大きさは小陰唇の外側から膣口にかけて約2cmぐらいと言われています。小陰唇の形には個人差がありますので人によっては2cm以上でも気にならない方もいますが、正面から見た時に小陰唇が明らかに大きくはみ出している場合や、触った時に大きさや形に違和感を感じる場合は、小陰唇が肥大している可能性があります。
◆小陰唇の治療法◆
小陰唇トラブル治療法は『小陰唇縮小術』が一般的です。小陰唇の余分な部分を切除し、形を美しく整える治療です。摩擦による痛みや色素沈着、汚れがたまってしまうことで起きる臭いなどを根本から解決することができます。
また、『大陰唇』が痩せてしまっていることで、『小陰唇』が目立っている場合は『大陰唇増大術』で改善される場合があります。ヒアルロン酸や脂肪を大陰唇に注入することで本来の膨らみを取り戻し、注入した潤い成分により見た目をふっくらハリのある印象へ改善します。
◆まとめ◆
デリケートな部位であるために、だれにも相談できず悩んでいる方がたくさんいらっしゃいます。最近では、最新レーザー治療など、さまざまな治療法があります。「私だけかも…」と不安にならず、ぜひ婦人科形成に詳しい医師に相談してみてください。