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人中の広範囲の傷跡をきれいにしたい


写真は事故で受傷、縫合後3か月の状態です。
現在はドレニゾンテープと3週間に1回フラクショナルco2レーザーで経過観察中です。
人中短縮で可能な限り鼻の付け根の皮膚を除去、残りの傷は傷跡修正の手術を受けたいと思っています。可能でしょうか。出来るだけ早く、出来るだけ限りなくきれいに治したいです。毎日辛く、耐えられません。良い治療があればご教授頂きたいです。よろしくお願い申し上げます。

1 名のドクターが回答

九野広夫

2022-04-05

811View

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1件の回答があります

1件目の回答

(2022-04-17)

初めまして。医療法人美来会 Kunoクリニックの九野です。
ねこさん、大変な思いをされましたね。
傷跡修正を御希望されていても再切除(Z形成・W形成等の縫合術を含む)や皮膚移植等の形成外科的な修正術は、私は第一選択ではないと考えます。何故なら、上口唇上部や人中、鼻孔周囲は当然、食事や会話で自然な動きを伴う動的な部位であるため、せいぜい目立つ瘢痕を目立たなくさせる程度の(外科用語で姑息的な)術式しか無いからです。皮膚移植なら更に、パッチワーク状の瘢痕に置換わり、周囲の皮膚との色味や質感、毛穴や体毛まで変わってしまいます。従来法で上手く目立たなくさせた「チャンピオン症例」も成書や論文には見受けられますが、その対極にある各個体や部位別の合併症と傷の悪化も同時に考慮に入れなければならないでしょう。

現在ねこさんが受けられている治療は、肥厚性瘢痕や発赤等に対してある程度有効なステロイド含有の抗炎症圧迫テープと、過形成組織を熱傷の原理で変性させるフラクショナルCO2レーザーですが、一定の効果は期待できるもののやはり限界がございます。自然経過で軽快するにしても最低1年程度はかかるでしょうが、やがて症状固定してゆくと思われます。

ねこさんのご希望が叶う方法(当院が推奨する手術プラン)は、当院では過去に類似症例の実績はありますが、「陥没部にはオーダーメイドカッティングした人工真皮(元々熱傷時の欠損真皮代用の生体適合素材ですが6か月前後で自己組織になる)を表面に一切傷をつけずに裏コーティングして移植する方法、肥厚性瘢痕部にはその移植時に裏面から可及的に過不足なくトリミング除去して術後も溶解注射と圧迫療法でフォローすること」だと思われます。もちろん、この方法をもってしても傷跡が完全に消える魔法の様な結果は見込めませんが、ねこさんのお写真を何度も診ている内に右鼻孔下縁の奥側(表面から見えない部位)に約5-6㎜の切開創から慎重に真皮を剥離して的確に人工真皮を補充すれば、真皮をある程度は再生させられるのではないかと思えています。但し、人中の自然な溝が再現できるかどうかがポイントです。更に、表皮側からはダーマスタンプを組み合わせればより改善が見込めると思います。
詳細情報や具体的症例の提示は当院HPに公開されていますので、ねこさんさえ宜しければご確認の上ご検討下さい。


九野広夫先生の傷跡修正の症例 (アフター)

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