寒栓が起きた場合

Kunoクリニック 梅田院総院長

九野広夫男性

行った施術の口コミ

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初めまして。医療法人美来会Kunoクリニックの九野です。あちんさんの写真を拝見致しました。このお写真の時点では少なくとも上口唇の皮膚粘膜移行部の表皮剥離と浸出液漏出、人中から上口唇上部にかけての淡黄色の多発性水泡が見受けられます。あちんさんが受けられた施術は具体的にどんなものだったのでしょう？上口唇またはその周囲への（ヒアルロン酸等の）Filler注入をされたのでしょうか？

感染か通常の炎症反応か、或いは組織壊死の鑑別はこの時点では難しいですが、発赤・熱感・腫脹の時系列の悪化や（漿液ではなく）明らかな膿汁漏出があれば感染を、またはその症状を伴うか或いは伴わなくとも瘡蓋被覆や皮膚の暗褐色～黒色変化に至る場合は、上口唇周囲の組織壊死を疑う兆候になります。

勿論、術後の仕上がりがどの様な人中・口唇になるのかだけでなく、傷跡がどうなるのか、合併症やリスクの具体的な兆候がどうなるのか、担当医から具体的に術前に充分説明がされていなければならない筈ですね。まさにその説明不足と予後のミスマッチ、アフターケアの至らなさが背景にあるのではないかと思われます。

切除はもっと目立つ傷跡になることが充分に予想されるので原則NGですが、壊死や難治性感染の場合等には上口唇の一部を切断されることも（学会や学術誌では）報告されています。レーザー治療は赤味や拘縮がひどくなることが予想されます。そして安易なステロイド注射も、陥凹や感染・壊死の悪化など状況を悪くさせてしまうこともございます。

経過後に治らないか万一悪化した場合、或いは後遺障害が残ってしまった場合に、宜しければ当院ＨＰで具体的な類似症例をご確認の上、充分に御検討下さい。当院に直接ご来院の上ご相談された方には全て詳細をご説明しております。当院は大阪梅田本院の他に東京麻布の分院もございます。

九野広夫先生の口元・唇の整形・人中短縮の症例 （アフター）