白ニキビが赤ニキビに変わってしまってひどい状態です
白ニキビでディフェリンゲルをもらって治療していたところ
どんどん悪化して赤ニキビが大量に出来てしまいました。
それから皮膚科を変えて、いまはケミカルピーリングとデュアックゲルとミノマイシン内服薬で治療していますが、
あまり変化がなく、逆にまた白ニキビが赤ニキビに変わってしまってひどい状態です。
写真は赤みが少し消えて見えるが本当はもっと赤いです。
今はこれより少し悪化しています。
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(2017-11-01)
こんにちは、銀座スキンクリニックの坪内です。
スタンダードの治療でほぼコントロールが難しいようなので、自由診療もやむを得ないと思われます。同じ部位に赤いニキビが集まって繰り返し出るのはとても瘢痕(傷あと)のリスクが高いですから、もし変化が乏しいなら、早くより積極的な治療が必要と思います。
炎症を起こしている赤いニキビには抗生剤内服が適応になるとはいえ、長期間の内服は耐性菌といって細菌の状態を悪くする可能性があります。
もし新しい赤いニキビが増えているようなら、ぜひPDT(光線力学的療法)を検討してほしいです。中等度から重症のニキビの方に適しており、皮脂腺や細菌の細胞死をおこさせるため、1回の治療効果は強いです。
日本では厚労省に認可された機器がないため認知度は低いですが、お隣韓国をはじめ、欧米では10年以上前からスタンダードな治療です。
光に反応するアミノ酸を外用したり内服して数時間後に光を当てる治療であり、苦痛はともないません。ダウンタイムもほとんどありません。
もし新しい赤いニキビはでなくなったけど、赤いニキビ痕が治らない、というようならIPL(光治療)はケミカルピーリングより効果的です。IPLの中でも、とくにニキビ用のフィルターがある機械がありますが、それであれば赤みはかなり軽快しやすくなります。こちらは新しいニキビを抑える効果はPDTに比べると弱いです。
あとは、深く熱が入るタイプの一部の高周波機器(RF)は、熱による瘢痕予防と細菌殺菌効果が期待できます。赤みも軽快しやすいです。
とにかく放置しているうちに瘢痕になってしまうと、100%治すことが難しくなってしまいます。早めに集中治療をご検討なさってほしいと思います。
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