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背中の医療脱毛に最適なクリニックの選び方

医療脱毛 (背中・お腹の脱毛)

解説 口コミ広場編集部
監修 宇井千穂 医師

公開日:2019/01/11


貴女は自分の背中のムダ毛がどうなっているか、鏡でチェックしたことはありますか?
普段の生活の中でムダ毛の状態をチェックして、必要に応じて処理をしているかとは思いますが、背中だけは、自分で見ることができないため、自分でなかなかチェックする機会も少なく、自己処理も怠りがちなのではないでしょうか。
背中のムダ毛が厄介なのは、自分でめったに見ることができないにも関わらず、肌の露出をする季節になると、人目からは一番に目立ちやすい部位であることです。
今回は、全身の中で最も厄介な背中部分の医療脱毛についてと、背中脱毛に最適なクリニックの選び方を徹底検証いたします。

監修 宇井千穂

やさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原院/シミレーザー東京 院長

【所属学会・資格】
・日本美容皮膚科学会
・日本抗加齢医学会
・日本レーザー学会
・日本胎盤臨床医学会
・アラガンボトックスビスタ注入認定資格
・アラガンジュビダーム注入認定資格

ムダ毛の無いキレイな背中は服の着こなしに重要


脱毛といえば、ワキ、腕、足、VIOなどの、「自分から見て目立つ箇所」を優先箇所にしてしまっていませんか?

人間の体とは、当然前面部分だけではありません。いえ、むしろ他人からは背面、後ろ姿の方が目についてしまうのです。

例えば、男性が女性にキュン!となるきっかけとなったり、反対にゲンナリされやすい部位の1つとして挙げられるのがうなじ~肩、背中上部です。特に髪や肌の露出が激しい春夏はもちろんですが、髪を常にアップにしている、ショートヘアなどの人であれば、この部分は年中人目にさらされることになります。


さらには、ここ近年の春夏ファッションのトレンドは、オフショルダースタイルなどの、肩から背中部分が露出するスタイルの人気が続いています。

こういったトレンドファッションアイテムをばっちり着こなすには、後ろ姿、背中部分の毛がボーボーのままでは台無しです。


ウェディングドレスの着こなしには特に背中のキレイさが重要に

背中脱毛を行うタイミングとして最人気なのは、挙式を控えたタイミング。最近のウエディングドレスのトレンドは、背中が全開に開いたデザインのものが多く出ており、こういった類のデザインのドレスを挙式当日に完璧に着こなすためにムダ毛の処理はかかせませんよね。

もちろん、挙式前日に背中シェービングを行えばムダ毛の処理は可能なのですが、シェービングでは肌に負荷がかかってしまい、背中が最大限キレイな状態でドレスを着れるとも限らず、素肌からキレイにしていく事ができる脱毛が人気になってきているといえます。


ただ、脱毛にはある程度期間が必要になるという面もあり、挙式直前に慌てて背中脱毛に駆け込んでも、十分な効果を得る事は難しいもの。

脱毛は今日行って、すぐ明日に効果が望めるものではなく、ある程度ムダ毛が目立たない状態になるまでには約1~2年の期間が必要になります。

その為、具体的に挙式の日取りが決まっていなくても、この2年以内に入籍や挙式の予定がやってきそうであれば、なるべく早期に背中脱毛の準備を始めておくようにすると、いざという時に慌てずに済むようになります。


背中を行うなら背面全部の脱毛を一緒に検討しよう

ところで、皆様は「背中脱毛」というと、どこからどこまでの範囲を行ってくれるものかはご存じでしょうか?

「え?背中脱毛っていうぐらいだから、背中全部をやってくれるんじゃないの?」

いえ、実はこの答えはそうではありません。ほとんどのクリニックでは「背中」部位を上下半分に分けており、背中上がうなじのすぐ下の肩部分~ワキ上部ぐらいまで、背中下がワキ下~腰の上までとされています。また、肩は肩で別で分かれているクリニックも存在します。肩部分は、うなじ同様、ほぼ全ての季節で洋服で隠せない部位ですのでここは背面で最も外して頂きたくない部位ではあります。

背中脱毛を行う上で最もおすすめできないのは、こういった「うなじ、肩、背中上下」の部位を、予算の都合で中途半端にバラバラに脱毛を行ってしまうことです。

その理由は、少しご想像頂くとお分かり頂けますが、なじから肩→背中部分のムダ毛は全て繋がっており、これらを部分部分で脱毛してしまうと、脱毛を行った箇所とそうでない箇所の境界線が背面にクッキリとできてしまい、見た目上おかしな状態になってしまう場合があります。

もちろん、そもそもどちらか半分にしか目立つような毛が無いという場合もあるので、一概に全面をやるべきというものではないのですが、単純に予算の都合のみで片方だけにしてしまうと、脱毛をしている方としていない方で肌の印象が変わって見えてしまう可能性があるため、なるべく背中全体を、可能であれば、うなじ、肩、背中上、背中下までが全てセット料金になっているクリニックを選ぶようにしましょう。


背中の脱毛をする際に注意するべき点


背中脱毛は、他の部位に比べるとあまりメジャーな脱毛箇所とは言えない為、全体的にその実態の情報が不足しがちですよね。ここでは、背中脱毛を行う際に注意するべき点をお話しいたします。


産毛や細い毛が多いので色素が薄い毛に対応した脱毛を


背中のムダ毛は、個人の体質や毛の生え方にもよりますが、モワモワ~っとした産毛状の細い毛が目立つというケースが多く、足やVIOのようにはっきりと太く濃い毛が沢山生えているというケースは少ないといえます。


現在クリニックで主流になっている医療レーザー脱毛機は、毛穴の黒い部分に反応する特殊なレーザーを照射し、毛根組織を破壊して脱毛させる方法です。しかしこの方法は、どちらかといえば太くて黒々とした色素の濃い毛には敏感に反応しますが、産毛やメラニン色素が薄い毛への反応はあまり期待できません。


そこで、一部のクリニックでは、こういった産毛や色素の薄い毛脱毛に最適な蓄熱式などの最新型レーザー脱毛機を併用するところが増え始めています。(蓄熱式に関する詳細は後の項で詳しくお伝えします。)


つまり、医療レーザー脱毛機と一言に言っても、全てが同じというわけではなく、照射する部分や、毛の太さ、濃さによって適正な機械とそうでないものがあるのです。

そして、これらのどの機械を施術に使用しているかは、クリニックによって全く異なります。ご自分の背中の毛がどういったタイプかわからない時は、事前にそのクリニックの導入脱毛機械の情報を調べ、機種別に何件かのクリニックにカウンセリングにいってみましょう。



背中の脱毛は硬毛化が発生しやすい

ごく稀にではありますが、レーザー脱毛機のように光の高熱のパワーを利用した脱毛方法は、硬毛化いう副作用が起こることがあります。その原因は、現在のところはっきりと特定されていません。

一説には、レーザー照射できちんと脱毛効果が発揮しきれなかった毛穴で、光の刺激や余分な熱が残ってしまい、その熱が毛を成長させる細胞への適度な刺激となって発毛を促進させてしまったことが、毛の質を硬くならせてしまったり、増えさせてしまったりすることが原因ではないかと言われております。


この現象は、産毛のように細い毛が多い部位の方が確率が上がってしまうのですが、背中はこういった種類の毛の割合が多いことから、硬毛化のリスクが心配される部位の1つとされています。


このためクリニックによっては、診察により硬毛化が認められた場合には、硬毛化対策の回数保証でアフターフォローを行ってくれます。

硬毛化のリスクが懸念される場合は、予め契約する前にこの保証内容について詳しく確認するようにしましょう。


自己処理が難しいのでシェービングも込みの所が良い


医療レーザー脱毛の場合も、予め毛を短くシェービングする必要があります。これは、レーザー脱毛機が黒い色素に反応する機械の為、毛が長い状態のままレーザーをあてると機械が過剰反応してしまい、毛の振れている部分の皮膚がやけどしてしまうなどの施術事故に繋がる恐れがあるからです。


しかし、クリニックによっては、このシェービングを施術当日に担当の看護師さんが無料で行ってくれるところもあったり、別料金にて引き受けてくれるところもあったりと、事前シェービングに関する条件はマチマチです。


もちろん別料金を請求されるぐらいなら、費用の節約のために、施術前に自分でシェービングを済ませてくる方が望ましいですが、背中部分は自己処理が難しく、処理してきたつもりでも結局クリニックでのシェービングが必要になるというケースも少なくありません。


このような事を考慮しますと、背中脱毛の事前シェービングは、クリニックで当初の料金の範囲内で行ってくれる方が、良心的で長期間通いやすいと言えるでしょう。

また、この事前シェービングの条件については、意外に最初のカウンセリング時に、確認を怠りがちですので、安く契約したつもりがシェービング代でけっこう費用が嵩んでしまったと後々後悔しないためにも、最初の契約時には必ず確認するようにしましょう。


 
 

気付かず日焼けしやすい場所のため紫外線対策にも注意


医療レーザー脱毛は、毛周期に従って通常2ヶ月に1回の割合で通うことになり、脱毛開始から完了まで最低約1年の期間が必要になります。年間を通して脱毛に通う上で、つい忘れがちになってしまうのが紫外線が強くなる季節の来院です。


医療レーザー脱毛機は、基本的に黒いものに反応させることで毛を抜いていきますので、日焼けをした肌など肌が黒くなってしまうと火傷などのリスクが高まり、施術自体を行うことができない場合もあります。


この場合の日焼けというのは、海やプールでわざわざ焼いてしまったことだけを指す訳ではなく、5月末以降ぐらいからの紫外線が強くなる季節の外出時の日焼けも含みます。

特に背中は、自分では全く見えない部位であることから、日常生活の中で何気なく日焼けしてしまってることに気づいてないことがほとんどです。


キャミソール、オフショルダーなど背中部分が露出してしまう状態のまま炎天下にいる場合は、必ず日焼け止めを塗る、肌の直接露出を避け、薄手のアウターを必ず羽織るなど、紫外線対策にも十分な注意を払うようにしましょう。


背中の脱毛には波長の長いレーザーか蓄熱式脱毛


医療レーザー脱毛機で良く使われているものには、大きく分けて以下の3種類あります。


  • アレキサンドライトレーザー
  • ダイオードレーザー
  • YAGレーザー


これらはそれぞれ特徴が異なり、毛質、肌質に従った適正な機種があります。


これまで医療レーザー脱毛といえば、アレキサンドライトレーザーという機械が主流でした。アレキサンドライトレーザーは、一番古くから医療レーザー脱毛として利用されている機器で、特にメラニン色素に対しての反応が強い機械です。

強い熱エネルギーが作られやすいため、太い毛に対しての効果は最も発揮しやすく、メンズの脱毛などにも向いている機械です。


しかし、背中は産毛や色素の薄い毛が目立つ箇所のため、比較的強い出力でレーザーを照射する必要が出てきます。

もちろん出力を上げれば効果は発揮しやすくなりますが、アレキサンドライトの場合は出力を上げた分、肌のメラニンにも反応しやすくなってしまうために、肌のダメージを考えると一定以上に出力を上げにくいという特徴もあります。

そのため、現実的にはアレキサンドライトレーザーで産毛まで脱毛していく事は難しく、産毛には他のレーザーによる脱毛が推奨されます。


ダイオードレーザーやYAGレーザーは、メラニンへの反応はアレキサンドライトレーザーと比べると比較的マイルドで、それ故に肌の深い部分まで均等にレーザーによる熱を与えやすいという性質を持っています。

そのため、出力を上げても肌表面で熱が作られにくく、肌の内部で高温を作りやすい事から、産毛のように色素が薄い毛でも出力を上げて脱毛していく事が可能になるのです。


ダイオードレーザーを使った「蓄熱式脱毛」というものも登場

最近ではこのダイオードレーザーの種類も更に2種類に分かれ、従来のように高出力なパワーで照射が可能になレーザーショット式機の他に、低出力のレーザー照射を繰り返して毛穴の中の比較的浅いところにある「バルジ領域」という部分を低温の熱をじんわりと溜め込んで破壊していく「蓄熱式方式」と呼ばれる脱毛方法が開発されてきました。


蓄熱式方式は、これまでのレーザーショット式と異なり、肌の深い部分にある毛根にまでエネルギーを伝える必要が無く、浅い部分にエネルギーを蓄積すればいいという理論であるため、低出力で肌に負担がかからず、痛みもほとんどないことで、痛みに敏感な方に最適な方法になっています。

毛根を破壊しないのに脱毛が可能なのかという疑問が出てきますが、毛根部分を破壊しなくても、バルジ領域という所を破壊する事でそもそも毛を成長させるという命令がなくなるため、脱毛効果については同じように得る事ができるとされています。

毛根に反応するのではなく、肌に熱をためていく事で効果を発揮するため、産毛のように細く薄い毛でもしっかりと効果を発揮しやすいという利点もあります。


また、蓄熱方式は弱いレーザー出力を繰り返すため皮膚表面の温度がそこまで上がらず、日焼けで黒くなってしまっている肌の人でも火傷の心配が少ないという事や、前述の「硬毛化」のリスクが極めて低い方法となり、比較的安心して行える脱毛機種であり、皮膚が敏感な背中部分にはおすすめの脱毛方法となります。


まとめ

医療レーザー脱毛機は多くの機種が登場しており、背中の毛に産毛が多い、太くてしっかりした毛が多いなど、ご自分の毛の状態によって機械を使い分けることがベストな方法となります。

つまり、1台のみでなく、何種類ものレーザー脱毛機を持っており、柔軟に機械を使い分けてくれるクリニックで背中脱毛を行う事が、より完璧な背中ツルツル美人を目指せるでしょう。

背中のムダ毛があるか無いかは、思った以上に見た目に影響してくる場合もありますので、気になったら是非脱毛を検討してみてくださいね。

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