大腿脂肪吸引の吸引量について

Kunoクリニック 梅田院総院長

九野広夫男性

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初めまして。医療法人美来会Kunoクリニックの九野です。
お湯さんの術前後のお写真がないため、あくまでも専門的見地から一般論で申し上げます。
術後5日前後の状態では、炎症性変化による腫れ（血腫や漿液貯留も含む）が残っている時期です。「掻痒感」のみならず発赤や熱感があっても通常の経過です。しかし、この頃より後に日ごと悪化する発赤や熱感、腫脹は例外です。

お湯さんの167㎝　60㎏の体型情報から考えて、（もしも大腿全周～膝周囲を吸引対象とされていた場合なら）、左右600～700㏄は明らかに少なすぎますね。たとえ筋肉質でもセルライトがあっても当院の過去症例なら片方の大腿後面（片面）だけで、凸凹やタルミなく800～1000㏄は吸引できています。吸引量が少なかった背景にある理由として考えられることは、

●担当医が外科出身でないか、大腿の脂肪吸引経験が浅くて未熟なのか、或いは（凸凹やタルミ等の）リスクを防ぐ目的で、控えめ吸引をモットーにしている（それも未熟の内です）
●VASERシステムではなかったこと。或いはVASERを用いていても担当医の技術力レベルが稚拙だったこと
●お湯さんの吸引対象部位に吸引歴や何らかの瘢痕があり、特定部位の吸引を避けなければならなかった。or元々皮下の線維性組織率が高く脂肪が少なかったこと
等が挙げられます。然しながら多くは上記2者の理由が殆どで、仮に3番目の理由であったとしても当院なら術前相談で打合せや説明、実際の診察とシミュレーションを徹底して事前に予測吸引量を申し上げています。
当院では外科出身の九野が、国内で唯一VASERのダブルライセンス（Hi-Defと4D Sculpt２種類）を取得して13年以上の症例や実績を上げ、全症例医療事故無く（他院吸引後に凸凹やタルミ、取り残し等の問題を）修正まで担当しています。他院術後の失敗を改善することに特化した技術で脂肪吸引や術後修正を専門にしています。当院のHPには、お湯さんと同様の症状の方が多数いらっしゃいます。経過後に合併症を発症するか結果にご満足されなかった場合には、私で宜しければお気軽に何でもご相談下さい。

九野広夫先生の太ももの脂肪吸引の症例 （アフター）