鼻プロテーゼ抜去、耳介軟骨

Kunoクリニック 梅田院総院長

九野広夫男性

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初めまして。医療法人美来会　Kunoクリニックの九野です。
じゅりさんの術前と現在の鼻の形状は不明ですが、隆鼻プロテーゼ＆耳介軟骨移植＆小鼻縮小術後にプロテーゼのみを抜去する場合の（他院）修正の専門的見解を申し上げます。
・耳介軟骨を残してプロテーゼのみ抜去した場合、鼻尖部との段差や上方への拘縮による過剰アップノーズ
　になる可能性がございます。
・耳介軟骨を一部トリミング除去してプロテーゼを抜去した場合、どの程度をトリミングするかによって
　上記と同様の問題点が生じ得ます。
・移殖された耳介軟骨自体が壊死や崩壊を起こして再利用できない場合、耳介軟骨全てとプロテーゼを除去
　する必要がございます。しかし喩えその場合であっても下記の点には御留意して下さい。

一、有名医院でも形成外科専門医でも、鼻専門医院でも（鼻中隔を切断する）OPEN法は絶対NGです！
二、シリコンやゴアテックス等の異物を、異物をもって入替えるのみの手術は、結局いずれ硬化や変形、
　　違和感等の後遺障害が出現します。
三、耳介軟骨・肋軟骨移植や鼻先を糸で縛るだけの鼻尖縮小手術は、後々に移植軟骨の壊死や鼻尖軟骨の
　　損傷等によって鼻尖部の硬化や変形を来す可能性が高く、慢性発赤や疼痛に悩み続けることになり
　　がちです。また耳朶変形や目立つ瘢痕、イヤホンが嵌らない等の耳の障害も残します。これ以上の
　　耳介軟骨再移植は避けて下さい。

じゅりさんのご希望が叶い、現時点での問題点を解決できる（当院が推奨する手術プラン）方法は、
「表面に一切傷をつけない完全CＬＯＳＥ法にてプロテーゼ抜去＆（必要時壊死移植軟骨除去）＆人工真皮移植術」です。
当院では人工真皮（コラーゲン）を用いる新しい技術で（シリコンなどの異物を自己組織に置換する）隆鼻術を行っております。また、人工真皮であるために菲薄化した皮膚に馴染んで約半年後以降自己組織化しますので、じゅりさんが再手術をご希望されるか、担当医でも治せなかった場合には当院にご相談下さい。この技法の特徴は、レントゲンに写らない・触れても摘まんでも質感が自然・生着後のボリュームは半永続的効果（開発以来約20年以上、アレルギーの報告例はございません）などです。ご参考になれば幸いです。
詳細情報や具体的症例の提示は当院HPに公開されています。当院には東京麻布の分院もございます。

九野広夫先生の鼻の整形の症例 （アフター）