1カ月ほど前にヘリックスと耳たぶにピアスを開けました。その時は「消毒などは何もせずそのまま1カ月ほど様子を見てください。」と言われ、何もせず今は綺麗にホールも完成しました。
そして、3日前に違う皮膚科へピアスを開けに行くと透明のピアスをされキャッチを緩められ「毎日綺麗に消毒をしてください。」と言われ医療用強酸性水をいただきました。しかし、そこからは出血をしたり血の塊がピアスと耳たぶの間に付いていたりとしています。
この2つの皮膚科によってケアの仕方が違うのですがどちらが良いのでしょうか??
また血の原因と対処法があれば教えてください。
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(2017-09-12)
こんにちは、A CLINIC YOKOHAMA副院長の柴田と申します。
ピアスの施術後のトラブルの多くは施術の問題ではなくアフターケアが原因で起こります。私も高校生の頃に感染して耳が倍ほどに腫れ上がりました。
まず消毒についてですが、不要です。シャワーでピアスを前後に動かしてしっかり洗浄し、清潔な状態にするのがベストです。刺激の少ない石鹸を使っていただいても構いません。
消毒薬を傷口に用いることで、殺菌はできますが正常な細胞までやられてしまい、結果的に感染しやすくなることは論文などでも数多く指摘されています。
血が出やすい理由としては消毒により細胞がやられ、ピアスホールの皮膚ができないままでいることが原因と考えられます。
また、放置することもお勧めいたしません。耳のピアスは常に髪が当たりやすく雑菌が付きやすい場所です。さらに放置することで垢もたまり、これを栄養として菌が繁殖するため、感染の温床となります。
そのため洗浄が必要ですが、滅菌水を使う必要はありません。水道水でも滅菌水でも洗浄力、その後の感染率は変わらないことも論文で発表されていますので水道水、特に洗浄時には水圧が重要となるためシャワーで洗ってください。
シャフトを動かす理由としては、シャフトの部分は常に傷口に埋まっており、もっとも雑菌が繁殖しやすい状況であり、洗浄も届きにくい部分です。そのためシャフトの部分をずらし、ピアス全体をしっかり洗浄することが大切です。
また、ファーストピアスの種類ですが、見た目の観点でいえば金属製、その中でもチタンや金が金属アレルギーを起こさないという点でお勧めです。
しかし、金属アレルギーや感染のリスク、ホールの出来やすさでいえばシリコンが最適です。
形成外科ではピアストラブルも診察するためピアスホールから耳が裂けてしまったという患者様もいらっしゃいますが、ピアスホールを維持したい場合は下手にテンションがかからずなおかつ感染しにくいシリコンチューブをピアスホールに挿入し、傷を縫合する手法が一般的です。
アフターケアをまとめると、
・消毒せずシャワーでシャフトの部分までしっかり洗う
・むやみに触らない
ピアスは入れて終わりではなく、ホール完成までが大切です。1日も早くホールが安定することをお祈りしております。
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