サージトロンでのシミ(脂漏性角化症)の治療について
サージトロン(デルマトロン)でのシミ(脂漏性角化症)治療の事で不安になってきたので質問させてください。
9日前に顔のシミ(脂漏性角化症)の治療をサージトロンで行いました。
麻酔の注射を打ちながら、おでこと頬を4か所ほど治療しました。
治療方法ですが、シミを焼いた(?)後に綿棒で擦り取っていたようです。
治療後はゲンタシンという軟膏をもらい、治療した当日は顔は洗わないこと、ゲンタシンは少し厚めに塗ること、と注意事項がありました。
家に帰ってから顔は洗わず、そのままで過ごしていたのですが、傷口が赤くジュクジュクしてきて液も出てきて、当日の晩は痛くて眠れませんでした。
ネットで調べたところ、キズパッドによる湿潤療法というのを知り、2日目から貼って様子を見ることにしました。
ゲンタミン軟膏は塗らずにキズパッドを貼り、2日で交換しています。
キズパッドは白く膨らんでいて、ネットで読んだ通りになっていますが、
キズパッドを取り換える時に傷口を見ると、治療を受けた直後からあまり変化がなく、相変わらずジュクジュクしています。
白く膨らむ現象がなくなった時点でキズパッドは貼らなくて良いみたいですが、いつまで貼り続けなければならないのか不安になってきています。
サージトロンは炭酸ガスレーザーより傷の回復が早く跡も残りにくいと聞いて治療を受けたのですが、これならカサブタになって1週間くらいで剥がれ落ちる通常のレーザー治療のほうが良かったのではないかと考えてしまいます。
あまりにも傷口の回復が遅いので、家から一歩も出られず家族に迷惑をかけているので、とても困っています。
キズパッドが白くならなくなった1か所を見たところ、傷口は多少乾いて膜が出来ている感じがあるものの、赤黒くとても痛々しい状態です。
この後はゲンタシン軟膏は塗らず、ハイドロキノンと日焼け止めでのケアでよいのでしょうか?
よろしくお願い致します。
1 名のドクターが回答
1件の回答があります
1件目の回答
(2016-11-22)
札幌スキンケアクリニック、院長の松本敏明です。ご相談にお答えいたします。
サージトロンとは、いわゆる電気メスの事で、脂漏性角化症を、電気メスで削皮したことになります。
この方法は、レーザー治療と比べて、熱的損傷が強く、火傷による潰瘍が生じる場合があります。
ご質問いただいた件も、同じ症例ではないかと思います。
傷がまだ乾いていない状態のようですので、まず乾くまで、軟膏を多めに塗ってガーゼ付きテープで保護する閉鎖療法が必要です。
その場合、傷が乾いてガーゼに付いてしまわないように、1日に2度程、取り替えた方が良いと思います。
2週間以内に傷が乾かなければ、赤みの強い肥厚性瘢痕になる可能性が生じ、一次的色素沈着が生じます。
その場合は、ステロイドクリームや、遮光で保存的治療を行います。
6ヶ月程で、経過良好になると思いますが、それ以上経過しても傷痕は改善されません。
もし、その後に目立つ傷痕が残っていれば、何らかの治療も考えなければならないかもしれません。
シミ治療に経験の積んだ形成外科での受診をお薦めします。
また、レーザー治療でも、炭酸ガスレーザーと、エルビウムYAGレーザーを使う場合があります。
どの場合も治療経過の例を見てから治療にあたる事をお薦めします。
お大事にしてください。
松本敏明先生のシミ取り・肝斑・毛穴治療の症例 (アフター)
松本敏明先生がいるクリニック
関連するほかの相談
シミ取り・肝斑・毛穴治療のおすすめコンテンツ
編集部のおすすめ!
あなたも無料で相談してみませんか?
ドクター相談室
美のお悩みを直接ドクターに相談できます!
697人のドクター陣が72,000件以上のお悩みに回答しています。
シミ取り・肝斑・毛穴治療のほかの相談
シミ取り・肝斑・毛穴治療に関連するクリニックを探す
検索条件
シミ取り・肝斑・毛穴治療