頬の脂肪吸引ダウンタイムについて

Kunoクリニック 梅田院総院長

九野広夫男性

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初めまして。医療法人美来会Kunoクリニックの九野です。さとこさんの術後の経過で直後でも頬の腫れが無かったのですか？フェイスマスク等はされていましたでしょうか？さとこさんの写真が無いので、確定的なことは申し上げられませんが、もしもさとこさんの仰る通りだとすると、エラ下（下顎）の2か所で頬全範囲の脂肪吸引は完遂できません。できるという医師がいたら、吸引を知らない医師です。
さとこさんの様な美容医療のミスマッチ問題は、実は令和の日本でもまだまだ数え切れない程多く存在しています。

御希望が叶うかどうか、後遺症を起こさないかどうかは、全て担当医師の技術とのベストマッチングによります。特に、（大手医院全てが悪いというわけではありませんが）大手ほど、いろんな先生が在籍している割に「お一人様を大切に、オーダーメイド」というスタンスと言うより寧ろ、マニュアル化されたサラリーマンなので「最後まで親身になり責任を取る」という医師が育ちにくい構造的問題がございます。複数の専門医が担当しても「船頭多くして舟山登る」事態もあり、かといって個人開業医が全ていいというわけでもありません。
どんなに面倒でも、スペアの無い御自身の大切なお顔や身体を託すに値する信頼があるか、技術は確かか、医師選びはこの両輪に加えてご自身の御希望に対して忠実にオーダーメイドに徹してくれるトータルデザイナー医師が見つかるまで、徹底して探さなければならないのです。

今回の問題の普遍的原因として考えられることを整理してここに公表しておきます。
１．担当医のデザインや予後イメージの共有不足、術式選択のミスマッチ、技能不足
２．術後アフターケアの不徹底または術後合併症発症や再処置
３．本人様側のご希望の伝達不足や術野の他疾患、美容整形歴の有無・他の方法の想定
等が考えられます。尤も、零さんが上記３に心当たりが無ければ全て医院側の責任です。
つまり、担当医は自分のやりたい様にしか手術をやっていないのです。

最後になりましたが、手術を担当された医院が（良心的であれば）返金や担当医を変えた再手術を無料でしてもらえることもあり得ます。それが無い場合、術前後の問題点や因果関係の証拠等を揃えて、別医院で修正手術を受けその分を請求する方法もあります。当院ではそんな方々が毎日の様に御来院され、お悩み相談を受けています。

九野広夫先生の顔の脂肪吸引の症例 （アフター）