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術後の経過


挙筋前転法の手術を受けましたが、目の中央が吊り上げられた様に開き、形に違和感があります。既に術後2ヶ月が経過しました。

今後目に見えるはっきりとした変化は期待できるのでしょうか?

1 名のドクターが回答

九野広夫

2022-04-08

226View

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1件の回答があります

1件目の回答

(2022-04-21)

初めまして。医療法人美来会 Kunoクリニックの九野です。
たけさんのコメントメッセージから伺える瞼の諸症状から、症状固定した場合の後遺障害は専門学的見地から申し上げますと「過矯正」と呼ばれるもので、全切開や眼瞼下垂手術後合併症の典型的な症状です。過矯正であること以外にも、切開瘢痕そのものによって開閉眼障害が生じている可能性もございます。
一般的に挙筋前転法では全切開を伴うため、二重ラインが瘤になる・喰い込む・ガタガタしたラインや多重ラインになる・開閉眼障害になるなどの問題が残ることが多く、一般的に数ヶ月から1年程度で症状固定してゆきます。
切開瘢痕に対して、修正目的であっても大学病院でさえも、そしてたとえ形成外科専門医や瞼の名医に勧められたとしても、決して「再切除」や「再切開」はNGです。思い留まって下さい。余計に瞼の状況を悪化させるだけです。
再切開や切除をしてしまうと、更に瞼が閉じれなくなる・ドライアイになる・引き攣れ等により睫毛の形がおかしくなるなどの問題が残ることがしばしばで、更なる過矯正や却って眼瞼下垂が悪化する医原的眼瞼下垂もあります。瞼の皮膚が足りないからと言って、皮膚移植をすることは以ての外です。つぎはぎの不自然な瞼になるだけでなく一層の開閉眼障害が生じる可能性が高いです。
当院では、瘢痕が原因で開眼障害が生じている場合には、切開瘢痕に対して一切メスを用いず、瘢痕の硬化や引き攣れ(過矯正を含む)を(消去に近い程)無くさせ、二重ラインの幅や形状のみならず左右差や開閉眼障害、睫毛の向きを同時に改善することに特化したオリジナルの技術で、瞼切開瘢痕の他院修正を専門にしています。ダウンタイムは1週間程度ですが、その代わりに完治まで数回の治療回数がかかることもございます。
当院では「まばたき」ができる方(神経や筋肉の完全な麻痺でない方)であれば、過去全例、切開せずに眼瞼下垂も治療できています。
たけさんの様な症状の方こそ、当院では過去の症例に多くいらっしゃいます。これらの技術は当院オリジナルの手法です。当院には大阪梅田本院と東京麻布の分院もございますのでどうぞお気軽に当院にご相談下さいね。


九野広夫先生の眼瞼下垂の症例 (アフター)

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