眼瞼下垂の過矯正の三白眼を治すための修正手術をしました。
術後2日までは良かったのですが、術後3日目の今日見てみたら、腫れがひいてきたからか術前と同じ三白眼に戻っており全く治っていませんでした。
これはそうゆうものなのでしょうか?腫れが落ち着いたら三白眼も治りますか?
次の診察は10日後ですが早めに受診すべきでしょうか?
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(2022-05-12)
初めまして。医療法人美来会Kunoクリニックの九野です。しろさんのご不安は御尤もですね。過矯正の三白眼を修正するには、一般論ですが再切開の後にタッキングの糸を外したとしても、癒着を剥離して解除したとしても再線維化による癒着で再発することは(少なくとも担当医は)想定しておかなければならないでしょうね。或いは反動で低矯正になりすぎることを避け、担当医が安全を担保するために敢えて手控えた可能性もございます。しかしたとえそうだとしても、術前からどの程度小鼻が細くなるのかを担当医がしっかりとしろさんご本人に具体的に提示しておかなければならないでしょう。
一方で上眼瞼の再切開を繰り返すと、二重ラインが瘤になる・喰い込む・ガタガタしたラインや多重ラインになる・開閉眼障害になるなどの問題が更に悪化することが多く、一般的に数ヶ月から1年程度で症状固定して医原的眼瞼下垂や兎眼、上方三白眼が後遺障害になることも少なくありません。
眼瞼下垂の再矯正では、たとえ修正目的であっても形成外科専門医でも、大学病院でさえも、今後は決して「再切除」や「再切開」は思い留まって下さい。最早、方法そのものが今回の様な症状がある瞼にとって不適合手術だと私は考えます。
当院では「まばたき」ができる方(神経や筋肉の完全な麻痺でない方)であれば、過去全例、切開せずに眼瞼下垂を治療できています。
また、瘢痕が原因で開閉眼障害や過矯正が生じている場合には、切開瘢痕に対して一切メスを用いずに、(もちろん皮膚移植もせずに)瘢痕の硬化や引き攣れを(消去に近い程)無くさせ、二重ラインの幅や形状のみならず左右差や睫毛の向きを同時に改善することに特化したオリジナルの技術で切開瘢痕の他院修正を専門にしています。ダウンタイムは1週間程度ですが、その代わりに完治まで数回の治療回数がかかることもございます。
その後に、新挙筋法という手法を組合せると開眼度がアップして、クボミにタルミを上手く収納させ、限りなく自然な瞼に近づけることも今よりも開閉眼度を改善させることも(当院の技術なら充分に)可能です。しろさんの様な症状の方こそ、当院では過去の症例に多くいらっしゃいます。これらの技術は当院オリジナルの手法です。
九野広夫先生の眼瞼下垂の症例 (アフター)
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