8ヶ月前に、眼瞼下垂と診断され、両目を眼瞼挙筋前転法で手術しました。しかし、左目だけ瞼がまだ下がっているように感じています。同院で診察したところ、低矯正のため保険適用で再手術できると言われました。修正したいのですが2回目ということもあり不安で再手術するか迷っています。
客観的なご意見をいただけないでしょうか。
写真1.2枚目が現在で、3枚目が手術前です。
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(2022-04-15)
初めまして。医療法人美来会 Kunoクリニックの九野です。
しーさんの写真を拝見しました。確かに左側の開眼度がまだ右と揃っていませんね。
右側もまだ開眼の余力がありそうです。
一般的に挙筋前転法では全切開を伴うため、二重ラインが瘤になる・喰い込む・ガタガタしたラインや多重ラインになる・開閉眼障害になるなどの問題が残ることが多く、一般的に数ヶ月から1年程度で症状固定してゆきます。
然しながら、しーさんのお写真やコメントメッセージから伺える瞼の諸症状から、症状固定した場合の後遺障害は専門学的見地から申し上げますと、低矯正であること以外にも、切開瘢痕によって却って開眼障害が生じている可能性もございます。
眼瞼下垂の再矯正では、たとえ修正目的であっても形成外科専門医でも、大学病院でさえも、今後は決して「再切除」や「再切開」は思い留まって下さい。過矯正(過挙上や閉眼障害等)や左右差など余計に状況を悪化させることが多いです。
当院では「まばたき」ができる方(神経や筋肉の完全な麻痺でない方)であれば、過去全例、切開せずに眼瞼下垂を治療できています。
また、瘢痕が原因で開眼障害が生じている場合には、切開瘢痕に対して一切メスを用いずに、瘢痕の硬化や引き攣れを(消去に近い程)無くさせて、二重ラインの幅や形状のみならず左右差や開閉眼障害、睫毛の向きを同時に改善することに特化したオリジナルの技術で、瞼切開瘢痕の他院修正を専門にしています。ダウンタイムは1週間程度ですが、その代わりに完治まで数回の治療回数がかかることもございます。
その後に、新挙筋法という手法を組合せると開眼度がアップして、クボミにタルミを上手く収納させ、限りなく自然な瞼に近づけることも今よりも開閉眼度を改善させることも(当院の技術なら充分に)可能です。
しーさんの様な症状の方こそ、当院では過去の症例に多くいらっしゃいます。これらの技術は当院オリジナルの手法です。
九野広夫先生の眼瞼下垂の症例 (アフター)
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