顎ヒアルロン酸後の顔の筋肉の動きについて
顎ヒアルロン酸を」注入して、顔の筋肉が動かしづらくなるなどあり得ますか？
またそれは、顎ヒアルロン酸を皮下に注入した場合でしょうか？骨膜上に注入した場合でしょうか？
1 名のドクターが回答
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1件目の回答
（2022-11-04）
他院修正専門Clinic Nine Fieldsの九野です。担当医の注入の仕方などにもよりますが、一時的にはあり得るでしょうね。
オトガイ筋や口角下制筋等に影響するとしたら、筋層（骨膜上にfaciaを経て筋層があります）への誤注入が最も考えられますが、仮にもしそうだとしても筋層が断裂するなどの不可逆的なダメージは通常の注入ならございません。尚、表情筋群を動かしている顔面神経系に対してもヒアルロン酸の注入だけで不可逆的な針による損傷は考え難いでしょう。
しかしながらもっとも想定しなければならない最悪のシナリオは、動脈塞栓です。顔面神経の分岐をfeedingしている動脈に誤注入された場合は、それ以遠の神経と筋肉の動きが場合によっては不可逆的に損傷されることがあり得ます。本邦でもヒアルロン酸注入後の医療事故事例では、動脈塞栓によって失明、口唇や鼻尖部の壊死（壊死部切断）等の医療事故が報告されています。
ピクピクした不随意運動やチック症状に見える痙攣などは伴っておりませんか？時間経過後も症状改善が見込めない時などはできるだけ早期に受診されることをお勧めします。もちろん、これが余計な老婆心であることを願っています。
九野広夫先生のヒアルロン酸注入（輪郭・顎）の症例 （アフター）
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