バッカルファット後の感染について

KUNOクリニック　 麻布院　クリニックナインフィールズ総院長

九野広夫男性

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他院修正専門Clinic Nine Fieldsの九野です。勿論、しこりの正体が血腫の場合もあります（漿液の貯留を含む）が、合計10日ほど経過している状況では血腫が吸収されてしまうのに充分な時間が経過していますので、感染の自然治癒は考え難く、血種で説明がつくでしょう。

血腫吸収後に収縮した硬いしこりの残存が触れる場合など、線維性腫瘤が形成されてしまうこともございます。しこりが残存することもしばしばありますので、その場合の鑑別法はエコーで診察するか口腔内と頬外側からしこり部を挟み込み軽くつまんで、水風船の様な反張がある場合は液性を、硬結した塊を触れる場合には肉腫や線維腫を疑います。

当院には過去バッカルファット除去後のしこりをメスを用いず（摘出せずに）根治できています。
http://kogao.d-biyou.com/tainshuusei/index.html
の1例目です。

寧ろ、バッカルファットを除去する手術でそうなったのですから、再発のリスクがあるばかりでなく厳密に腫瘤だけを摘出することはどんな優秀な外科医でも困難であると思いますので（周辺の正常組織を損傷するリスクがありますので）、凸凹や神経損傷、血腫再発や感染などを避けるためにも摘出術はお勧め致しません。

九野広夫先生のその他（輪郭整形）の症例 （アフター）

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