眉下切開術後の傷の盛り上がり
1ヶ月前に瞼のタルミを取る為に眉下切開術を受けたのですが、抜糸後から傷が盛り上がりボコボコしていて、特に眉頭の盛り上がりが酷いです。
検診では、こういう目立つ傷になっちゃう人いるんだよねって言われてしまいました。これは肥厚性瘢痕というものなのでしょうか?半年位すれば目立たなくなるものなのでしょうか?
又、左側の傷をコットンで撫でるとザラっと引っ掛かりがあるところがあり、中糸がちょっとだけ出ているような気がするのですが、これはいずれ溶けていくものなのでしょうか?
毎日鏡をみながらストレスをためる日々です。やはり、早いうちに修正手術を受けた方が良いと思われますか?
アドバイス宜しくお願いします。
1 名のドクターが回答
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1件目の回答
(2022-07-28)
眉下切開不要。他院修正専門Clinic Nine Fieldsの九野です。マユさんのお写真を拝見した限り、直線的な瘢痕が眉下から離れたところで肥厚化している状況が見受けられますね。多少、不整形に凸凹していますが、この傷跡を治療または修正するために「再切開」や「再切除」をしない方が良いでしょう。更に増悪する可能性もございます。
元来、眉下切開は瘢痕が目立つだけではなく、眉毛の永久的脱毛や上眼瞼の不自然な形状および開閉眼障害を来すリスクが高い手術なので、当院ではNG指定しています。この手法そのものに限界と欠陥があるのです。
多くの医師は、切除デザインを紡錘形(笹の葉状)にするか、曲線の平行四辺形様にして縫合しますが、もう一段の工夫をしなければ縫合線は得てして「直線的に」なってしまいがちです。仮に縫合線を曲線にしつつ眉毛直下の目立たないところにうまく隠せたとしても、今度は上眼瞼の形状に問題が出てきます。
先述のデザインで切除する目的は、縫合の断端でドッグイヤー化を避けるためですが、どうやっても両端付近の切除幅が細くなることが必定となり、故に挙上できるのが概ね瞼の中央付近のみになってしまうのです。そうすると、三角形の目になり、目頭と(最も挙上したい)目尻のリフトが取り残され、却って不自然な形状をつくってしまいます。
元々上眼瞼の左右差は、眉下の部位だけでは生じておらず側頭部の陥凹や上眼瞼のタルミ・クボミ・挙筋度等によって、決して平面構造ではない奥行きのある組織構造から考えなければならない特異的な部位です。左右同等に切除しても別の左右差が生まれ、過剰切除されてしまえば閉眼障害やドライアイになります。
したがって、眉下切開は利点がかなり限られているのに対して、被るリスクやデメリットが甚大なのです。当院では
開業以来、眉下切開も上眼瞼の全切開をせずに全症例解決できています。
下記のアドレスを検索のアドレス欄にコピーペーストすれば実際の症例をご覧になれます。
https://clinic-nine-fields.com/column/gankenkasui-00/
尚、当院にはマユさんの目立つ瘢痕を、レーザーやメスを用いずに治療できるオリジナルメニューもございます。
九野広夫先生の目元のたるみ取りの症例 (アフター)
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