耳介軟骨除去時のダウンタイム

Kunoクリニック 梅田院総院長

九野広夫男性

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ドクター相談室回答数

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初めまして。医療法人美来会　Kunoクリニックの九野です。
ゆかさんのご相談欄に現状の写真の添付がございませんでしたので、移植耳介軟骨除去手術の一般論として回答を申し上げます。

当院では同様の（耳介軟骨が）鼻尖部や鼻中隔に浮き出ている方々を、全て完全CLOSE法で他院修正した症例実績が多数ございます。もしも提案された手術の内、移植耳介軟骨除去術がOPEN法（鼻中隔を切断される手術）なら、傷跡が醜く残るため選択しないことを勧めます。

確かにご指摘の通り、一部（移植軟骨片が壊死を起こすなどして）真皮との癒着が著しい場合や、軟骨片が細々と無数の小断片になっている場合があり、除去に難渋することもございます。問題は、除去後にも硬化や変形、陥没や感覚異常を来さずにうまく除去できるかどうかということしょう。尚、ダウンタイムは術後の血種や感染、真皮壊死等の合併症が生じなければ、通常は層入手術よりも軽度だと思われます。しかし3日～7日程度のギプス固定を要します。

欠損部を補う必要があった場合に、真皮脂肪移植術は、特に自己組織挿入層付近や手術で硬くなっているところには殆ど生着しづらいためと、鼻尖縮小と同時なら死腔に注入脂肪が迷入して余計に鼻尖部が丸くなるか傷口から穿破しそうなのでやはり不適応手術に近いと思われます。

一生長持ちでかつゆかさんの御希望を叶える方法は、完全CLOSE法にて、鼻尖部の移植耳介軟骨（一部または壊死組織）トリミング切除と必要時人工真皮による裏コーティングだと思われます。

当院では他院術後の失敗や諸症状を改善することに特化した技術で全例CLOSE法にて鼻の修正を専門にしています。当院のHPには、ゆかさんと全く同じ症状の方が多数いらっしゃいます。
ダウンタイム経過後にも治らなかった場合や御担当医でも治せなかった場合には、改めて当院にご相談下さい。

九野広夫先生の鼻尖縮小術の症例 （アフター）