鼻の穴を目立たなくしたいです

Kunoクリニック 梅田院総院長

九野広夫男性

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初めまして。医療法人美来会　kunoクリニックの九野です。たろさんの写真を拝見しました。たろさんの鼻の形状の特徴は、鼻尖部が丸い方で、両側鼻翼にクビレの影も際立っては見受けられていません。然しながら、鼻骨幅が広いとまでは言い難くワシ鼻でもない様子で、鼻孔がやや上方を向いており、鼻筋が真直ぐに見えないタイプですね。

最初に美容整形初心者が大抵陥ってしまう罠について少しアドバイス致します。美容整形の技術は医院やDr.によって進化の程度や次元が全く異なります。御希望が叶うかどうか、後遺症や合併症を起こさないかどうかは、全て技術とのベストマッチングにかかっています。特に下記項目は決して忘れないで下さい。

第一に、鼻翼縮小を御希望されていても「小鼻縮小」術が第一選択ではありません。何故なら呼吸抑制が生じる可能性と却って鼻尖部が太く見えてしまう恐れがあるからです。ご自身の鼻で鼻翼をすぼめる様なシミュレーションをしてみてその何れかが生じる場合には、やはり小鼻縮小術自体が不適応になることが充分に考えられます。（それを無理にしてしまうと、鼻呼吸障害が永続的に続いてしまいます。）
「小鼻縮小」術の適応になっても、外側を切る以外の方法があることを知っておいて下さい。

第二に、特に、たろさんの鼻翼壁が薄いので、外側切除をされると余計に鼻が潰れたように外側にけん引されて鼻が低くなり、却って小鼻が広がりそうです。

第三に、傷跡が外側に目立つ様な（外側）切除方式やフラップ法は生涯後悔する方も多いので、思い留まって下さい。パッチワークの様な不自然な皮膚の継ぎ目や、ファンデーションでも隠し切れず（寧ろ化粧ムラが生じる）、生涯マスクが外せなくなると仰る方々もいるくらいです。

第四に、たろさんの場合鼻孔縁挙上よりも鼻尖部をダウンノーズにする方が、鼻孔が正面から見えづらくなります。

当院がご提案するたろさんのマッチング手術とは、完全close法にて鼻尖軟骨（一部）切除と鼻尖部への再移植による鼻尖下方延長（ダウンノーズ）だと思われます。この方法だけで小鼻も同時に細くなり、かつ鼻孔の形状も上向きから下向きになることも多く、横から見ても鼻筋が真直ぐに見えて鼻全体も細く見せることが可能です。不足する場合には人工真皮のハイブリッド手術もございます。この手術は当院オリジナルですので当院HPでご確認下さい。

九野広夫先生の鼻の整形の症例 （アフター）