フェイスリフトの回数について

KUNOクリニック　 麻布院　クリニックナインフィールズ総院長

九野広夫男性

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美容外科専門医、Clinic Nine Fieldsの九野です。正書「美容外科手術プラクティス2」（2000年6月8日　第2刷発行、文光堂　より引用）には、「たとえ皮弁法においても、顔面神経損傷を100％回避することはできない。（中略）特に側頭部の再リフトに際しては最新の注意を要する」とあります。

一般的にフェイスリフトは回数を重ねる度に、ロシアンルーレットの弾が増えてゆくかの如く、重篤なリスクが上乗せになります。その理由は（もちろん初回からもリスクはあるのですが）、フェイスリフト経験者の場合は特に、前回の剥離層がいったん強固に癒着していることから、再剥離の際に剥離操作だけでも出血や神経損傷のリスクが必然的に高くなり、加えて外科医の本能で「止血」操作の際には電気メスによる焼灼や結紮などによって、顔面神経分枝根部のダメージを被る率が高くなるからです。

この神経損傷による永久麻痺のみならず脱毛や耳朶変形、創面の壊死やドッグイヤー化（縫合断端で余剰皮膚のダブつき）等の生じ得るリスクも上乗せになります。それらの合併症がうまく回避されたとしても今度は、リフトされる部位に偏りと牽引が生じるため、不自然な顔貌になり得ます。

フェイスリフトは伝統的な手技ですが、それしか方法がないと信じ込まれていた時代の産物（私も20年～15年前には修行と術式の工夫および症例経験が多数ありますので、全容を判って申し上げています）で、実は利点がかなり限られながらも被るリスクやデメリットが甚大な方法です。どんな名医に担当してもらっても同様です。この手法に代わる技術改良が行われていない医師との間に、大きな技術格差があることもこの業界の特徴です。

現在はもっと進化した方法がございます。異物やメスを用いずに、フルオーダーメイドで10年以上前に時間を遡った様な自然な仕上がりの顔面と表情が半永久的に持続する手術です。フェイスリフト手術歴のある方にも適応があります。

幾つか実際の症例実績をご覧下さい。医師でさえ価値観が変わる技術です。アドレス欄に下記をコピーペーストすれば様々なお顔の実例や改善パターンの具体例を表示致します。

https://clinic-nine-fields.com/column/face-saisei/

是非この機会にご参考になさって下さいね。

九野広夫先生のフェイスリフト手術の症例 （アフター）

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