糸リフト後の頭皮の腫れ

KUNOクリニック　 麻布院　クリニックナインフィールズ総院長

九野広夫男性

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他院修正専門Clinic Nine Fieldsの九野です。原因は、挿入層のミスマッチ手術だと思います。リフト糸は不足しても挿入しすぎてもダメですが、挿入層が適切でないとその様な合併症を生じます。リフト糸の挿入にはART（無駄がないこと）のセンスとオーダーメイドデザイン性が問われ、特段の技術を要します。

術後の経過中、想定される問題や（最悪のシナリオを含む）合併症がどうなるのか、万一生じた場合には自分でどういう対処をして、医院にどうしてもらえるのか、担当医から具体的に術前シミュレーションで充分に説明がされていなければならない筈ですね。

数週間～1ヶ月様子を見て下さいとしか言われないことも多く、その間に頭頚部の可動域やメンタルの問題が解消されないため、結局十字架を背負わされるのは御本人だけの理不尽な結果になりかねません。

りりさんの場合、頭皮の比較的浅い層で吸収糸がフックされていて、皮膚のタワミが（タンコブの様に膨らんでいる箇所）生じている可能性があります。食事や入浴後の血流増大時等に動脈の怒張に伴って頭皮のズキズキした痛みが生じ得ます。

術後数週間経過しても治らなければ可及的早期に一旦解除した方が良いでしょう。その場合は無料で治してもらえるのかを是非訊いてみて下さい。勿論全て担当医の責任ですが、そんな未熟な医師なら治し方も判らないのかも知れません。メスを用いなければ治せないと返答されても、原則NGです。

挿入されたリフト糸の多くはフェザー系（ミントリフトはより強固な螺旋上のフェザー）であるために、挿入直後であっても完全抜去は困難（実質不可能）でしょう。仮に刺入点から糸断端が見つかったとして、抜去しようとした際にcogと組織が頑強に絡んでいるため、牽引力で糸がたやすく切れてしまうだろうからです。

御希望が叶うかどうか、後遺症を起こさないかどうかは、全て担当医師の技術とのベストマッチングによります。経過後にも治らなかった場合や、御担当医でも治せなかった場合には、改めて当院にご相談下さいね。当院での治療法は、メスを用いず過剰牽引の解除する方法を用います。

九野広夫先生のスプリングスレッドリフトの症例 （アフター）

九野広夫先生がいるクリニック

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