エランセの過剰な注入後の痺れ

KUNOクリニック　 麻布院　クリニックナインフィールズ総院長

九野広夫男性

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美容整形他院修正専門Clinic Nine Fieldsの九野です。ナナコさんのコメント内容を拝見しました。エランゼは不溶性のフィラーですね。諸症状から推察すると、こめかみの痺れや痛み、盛り上がり等の症状は、三叉神経や動静脈各分岐領域の圧迫狭窄所見だと思われますが、ごくまれに動脈塞栓による（神経へのfeeding artery閉塞によって）神経麻痺症状を来すこともあり得ます。

このまま様子を見られていても、根治には至らず症状固定して後遺障害となることもしばしばございます。最も根治に直結している医学的手法はやはり「原因除去」に尽きますが、エランゼは不溶性なので溶解できる注射は無く、相談する医師によっては切開掻把しなければ取れないと返答する医師もいることでしょう。

しかし、切開や掻把をされてしまうと今度は却って神経損傷や正常組織のダメージが拡大し、仕上がりも凸凹になるなどのリスクが増大することが充分に予想されますので、どんなに名医が勧めたとしても決してしてはなりません。

またインディバは施術直後は症状軽快したかに見えて、時間が経過すると周囲の線維性組織が硬化を起こし、更にしこりや神経圧迫症状を助長する恐れがあるので、逆効果である可能性が高いでしょう。下記HPの1例目は、治療目的で行ったインディバで更に症状が悪化した症例が掲載されています。アドレス欄に下記をコピーペーストすれば具体例をご覧戴けます。宜しければご参考になさって下さい。

https://clinic-nine-fields.com/column/ibutsu-jokyo-01/

当院ではメスを用いずに不溶性フィラーを除去する新治療方法と実績が多数ございます。他の部位の症例ですが宜しければ下記を御参照下さい。エランゼよりも難治性で広範囲、除去が困難な症例も含まれています。

https://clinic-nine-fields.com/column/liposuction-face/

https://clinic-nine-fields.com/column/nose-10/

当院ではメスを用いずに注入異物を除去する技術に加え、（凸凹や皮膚の菲薄化等副作用の多い）ステロイド（ケナコルト注射）を用いずに周囲の異常繊維組織のみを減量させる独自の治療法がございます。

九野広夫先生のその他（顔のしわ・たるみ）の症例 （アフター）

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