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糸リフト後の腫れ、痛み


先日、糸リフト(6本)の施術をしました。
左顔の方が腫れが強く、食事をすると顔と耳の下がパンパンに腫れます。
その際強い痛み、痺れ(左顔のみ)もあります。しばらくすると痛みは落ち着きます。
右顔は、少し浮腫んでいるような感じはありますが、痛みもなく特に気になる事はありません。
医院に問い合わせましたが、通常のダウンタイムなので来院しても痛み止めの処方しかできないとの事。
食事をするのが苦です。なにか炎症が起きてるのかと不安です。
このまま様子を見ても大丈夫なのでしょうか。術後3日です。

1 名のドクターが回答

九野広夫

2022-06-14

218View

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1件の回答があります

1件目の回答

(2022-07-13)

美容整形他院修正専門Clinic Nine Fieldsの九野です。原因は通常のダウンタイムではなく担当医のリフト糸挿入技術の拙さのためだと思われます。鑑別点は「食事をすると左耳の下や顔面に腫れ、疼痛、痺れが増強する」という所見です。

つまり、左右で挿入層(レイヤー)が異なり、左側が右側に比べて(左咬筋筋膜下や咬筋本体、または耳下腺を貫通される程の)より深すぎる層に一部の糸が挿入された可能性があると思われます。咀嚼の度に咬筋の収縮弛緩の反復で、糸のフェザー部が挿入間隙内で擦過して筋膜や筋組織、または耳下腺を挫滅させているという機序です。

但し、耳下腺損傷の場合は、皮下への唾液漏出・貯留や唾液分泌低下または増大、唾液の味や色が変わる等の他の随伴症状が伴うこともあるので、りょはさんのコメントの症状だけなら咬筋の損傷よりは可能性が低いでしょう。

一方で、痺れの原因に関しては(動きを司る顔面神経がインタクトであっても)痛覚や感覚を司る三叉神経に糸のフェザー部が接触している可能性もあります。もしそうだとすると数週間のダウンタイム後でもいずれかまたは両方の症状が残ってしまうか、最悪の場合時間が経つにつれ更に顕著になってくることも考えられます。保険診療で診察をされる場合には確定診断にはMRI検査が有用だと思われます。

担当医からしてみれば「予測できなかった」と主張するかも知れませんが、リフト糸の手術では、当然の如く想定範囲内に入れておかなければならない問題の一つでしょう。

術後数週間経過しても馴染まず治らなければ、できるだけ早期に左側を一旦解除した方が良いでしょう。
その場合は、無料アフターケアで治してもらえるのかを是非勇気をもって訊いてみて下さい。万一、担当医が治せなかった場合には、当院にお越し下さい。


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