小鼻縮小(外側&内側法)という施術を行なってもらいましたが、正直出来としては不自然だと思っており、悩みの種になってしまっています。
そこで、①外側内側法により皮膚を切除していても後戻りはするのかという点と、②後戻りによって、この先少しずつ自然な鼻に近づく可能性はあるのかという点について医師の方にお伺いしたいです。よろしくお願いいたします。
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(2022-05-09)
初めまして。医療法人美来会Kunoクリニックの九野です。あっちゃんさんの現在の鼻の形状は不明ですが、一般的な見解を申し上げると、あっちゃんさんが小鼻(鼻翼)縮小の再手術を御希望されていても、鼻の専門医が他の方法で小鼻縮小術を勧めたとしても「小鼻縮小術」が必ずしも第一選択ではありません。
第一に、これ以上小鼻縮小をすると呼吸抑制が生じる可能性があるのと、却って鼻尖部が太く見えてしまう恐れがあるからです。ご自身の鼻で鼻翼をすぼめる様なシミュレーションをしてみて、その何れかが生じる場合には、やはり小鼻縮小術自体が不適応になることが充分考えられます。(無理にしてしまうと呼吸障害が永続的に続いてしまいます。)
第二に、笑顔時に小鼻が広がってしまうタイプの方は、外側切除をされると余計に鼻が潰れたように外側にけん引されて鼻が低くなり、笑顔がひきつるどころか却って小鼻が広がります。
第三に、外側再切除やフラップ法、またはその修正は余計に傷跡が目立つ可能性が高いと思われます。生涯後悔する方も多いので、思い留まって下さい。パッチワークの様な不自然な皮膚の継ぎ目や、ファンデーションでも隠し切れず(寧ろ化粧ムラが生じる)、生涯マスクが外せなくなると仰る方々もいるくらいです。現在は、もっと進化した技術がございます。
当院なら、あっちゃんさんの鼻で実際の各術式のシミュレーションを徹底し、リスクも全て開示してあっちゃんさんに選択して頂きます。
現在は「小鼻縮小」術も単に内側切除するだけの方法のみではなく、当院オリジナル技術ですが、内側創からの鼻翼根部の組織トリミング術や(笑顔時でも小鼻が広がらない)完全CLOSE式の「小鼻縮小&基底縫縮術」がございます。
「小鼻」と「鼻尖部」を両方同時にかつ永続的に細くご希望される場合には、(完全CLOSE式)鼻尖軟骨切除術も有用です。実際の様々な症例は当院HPに公開しています。修正前の選択肢を増やされたい場合には探してみて下さい。
美容整形や形成外科の世界では、技術の進化の程度が医師によって全く異なります。
勿論適応を考えるのは各担当医ですが、担当医の技術世界が狭ければ術式の選択肢もその狭い世界からしか答えが出てきません。美容整形の成否の秘訣は、御本人様の現状・御希望と、適切な技術とのベストマッチングに尽きます。
九野広夫先生の小鼻縮小術の症例 (アフター)
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