小陰唇縮小手術を希望してますが、抜糸ありと中縫い(抜糸無し)のと2パターンある事を知りました。
抜糸無しは中縫いでキレイに仕上がると聞きましたが、医院によっては中縫いはボコボコになるとか固くなるとか記述してます…
抜糸ありより中縫いの方(抜糸無し)がキレイに仕上がる事はよく聞きます。
術後、ボコボコも無くキレイに仕上がるのは本当はどっちですか?!
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1件目の回答
(2021-11-15)
あんぬクリニック 舩津 あんぬ です。
小陰唇手術後の縫合とその後の経過について現在主に行われているのは、
1)創縁をあわせて外表部で縫合する
①溶けない糸で縫合し抜糸する:糸がついている間かなりの刺激、痛痒さを訴える方があります。先日も激しい痒みのお悩み相談がありました。
②溶ける糸で縫合し抜糸せず溶けるのを待つ:最終的にはきれいになるが傷の治り・ある程度の刺激症状など若干長引く可能性あり
③溶ける糸で縫合しつつ、適時に抜糸する
2)皮膚外表部を縫合しない
④皮膚内部で創を合わせるように縫合し、外表部はそのままもしくは医療用皮膚ボンドで接着する
などが考えられます。
糸の種類、太さ、縫い方、結び方、締め方、抜糸の有無、抜糸までの日にち、また十分な止血など多くのファクターが傷の出来上がりに関与しますので、それぞれの先生はその習熟度・見解により好みの施術法・お薦めが異なるでしょう。
外縫いも雑に縫い締めつけがきつければ絞扼痕が喰いこんで残ります。中縫いのみ~ボンド使用は創縁が合わせづらくずれてしまうことも有ります。
言えるのは、雑な手術をされれば当然汚い結果になりますので、慣れた手術法で自信を持って丁寧に繊細に手術していただけるかということの方が大事です。丁寧な手術であればどの方法でもボコボコになる心配は本来ないはずです。
私は、糸がついている間の違和感の程度、抜糸のしやすさ、抜糸に来院できない場合の対応も可などの観点から、基本的には溶ける糸で縫合し適時に抜糸する方針をお薦めしています。
丁寧な手術をすれば、抜糸せずに溶ける日にちを待っても汚い傷の心配はありません。
最近では皮膚ボンドの使用を謳うクリニックも増えているようですが、やはり創縁をきっちり癒合させ難いこと、皮膚ボンド自体がもともと皮膚粘膜境界部・蒸れる部位・擦れる部位への使用を薦めておらず刺激症状の可能性もあることから、当院では使用しておりません。
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