眼瞼下垂の修正、術後について

樹のひかり 形成外科・皮ふ科　奈良本院総院長

山中佑次男性

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はじめまして。奈良県の樹のひかり形成外科・皮ふ科の院長の山中と申します。

眼瞼下垂の手術をされたのですね。
沢山ご質問があるため、箇条書きで分かる範囲でお話しします。
・腫れが少ないと徐々に開きが良くなるのとは逆に、幅は狭まり開く力は弱まっていってしまうのでしょうか？
　→腫れと開瞼する力は関係がありません。なので腫れが少ないと開く力が弱まるという事はありません。
・修正ということもあり、中の組織に限界があるのでしょうか？
　→2度目の手術の際は、組織の癒着などで目の開きを十分に出せないことが多いのですが、直後の状態で開瞼が十分にあったとのことですので、開瞼を司る組織には問題が無かったものと推測されます。
・一度黒目にまた被さるようになってしまうともうそれ以前の開きには戻りませんか？
　→術後3か月の状態が最終的な瞼の形になります。腫れがほとんどなかった手術の場合は、概ね手術直後の状態が3か月後の
　状態になります。もうしばらく様子を見られるのが良いと思います。
・これ以上範囲が狭まらないように気をつけることはありますか？目に力を入れているのは正しいのでしょうか。
　→気を付けたからと言って結果が変わる因子はありません。あまり目をこすり過ぎないことくらいでしょう。その他は特にありません。
・また原因として、ここ2日程はつっぱり感がなくなったので全く目に違和感がなく、だらだら力を抜いて生活していたからでしょうか？
　→あまり関係が無いと思います。1点だけの固定の場合、ごく初期の場合は糸が切れたり、外れることで突然目が開かなくなることはあ　りますが、ある程度時間が経つと組織自体が癒着していきますので、糸の固定力は必要なくなります。瞼が下がったと感じておられるのは2週間後くらいですので、癒着は完全ではありませんが徐々に始まってきている時期です。
・アルコール摂取のせいでしょうか？
　→関係はないと思います。
長くなりましたが、私の意見としては上記です。
ちなみに、直接見たわけではありませんので確たるところは言えませんが、9割の黒目が見えているという事は、瞼の開きとしては十分だと思います。黒目と瞼縁(上瞼の辺縁)が離れてしまうと、三白眼といってビックリ眼になってしまいます。そのあたりもお考えの上で今後どうするかご検討ください。

山中佑次先生の眼瞼下垂の症例 （アフター）

山中佑次先生がいるクリニック

樹のひかり 形成外科・皮ふ科　奈良本院

4.18

 

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