ガミースマイル（上唇粘膜切除術）の後戻りについて

KUNOクリニック　 麻布院　クリニックナインフィールズ総院長

九野広夫男性

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美容外科専門医、Clinic Nine Fieldsの九野です。ガミースマイルを解決するための手段として「上口唇粘膜切除」の術式を選択することは、術後の「後戻り」以前に、（上口唇の厚みや縦幅を短縮させてしまうことになるため）そもそも矛盾しています。つまり、「後戻り」しなかった場合にはガミースマイルが悪化するか上口唇の皮膚面を内側に巻き込んでしまいます。

もしも美容外科医や形成外科医がそう勧めたのなら（それを承知の上で言っているのか、それしか選択肢がないのか、みきさんが別の御希望をついでに仰ったのかは不明ですが）、今回のみきさんの御希望には不適応だと思われます。

また粘膜面を切除したとしても（口内炎の様に）傷跡が硬くなり、笑顔が不自然になるか、粘膜が伸びた際、完全に元の状態に戻るとも限らず粘膜面に不自然な凸凹を残してしまうリスクを負ってしまい兼ねません。

先ず、様々な選択肢を得るためにいろんな医師に意見を聞いて、みきさんの御希望にマッチングした術式や方法を他にも提示を受けてから、再考された方が良いでしょうね。このままなら、みきさんが後悔するような結末しか思い浮かびません。

もちろん作用期間が3-6ヶ月で限定的ですが、上唇挙筋へのボトックス注射を定期的に反復注射する方法、元々上口唇が薄くて一定の厚みを出しながら口角挙上もされたい場合には、上口唇へのヒアルロン酸または脂肪注入、完全CLOSE法で行う人中延長術等が候補に挙がります。尚、上顎骨の切断を伴う手術は、ハイリスクのため当院では推奨せずに上記の様な低リスクの代替法で行います。

当院では、ガミースマイルを解決させながら美しいE-lineも同時に形成することが可能です。下記を御参照下さい。アドレス欄に下記をコピーペーストすればご覧頂けます。
https://clinic-nine-fields.com/column/face-tokusyu-1/

御参考になれば幸いです。

九野広夫先生のガミースマイル（口元・唇の整形）の症例 （アフター）

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