細片軟骨移植(筋膜で包む)を考えていますがリスクはどれぐらいありますか?
鼻がとても低く、長年コンプレックスで隆鼻術をしたいと考えています。
プロテーゼは感染のリスクや将来入れ替えをしないといけないこともあるため、なるべく安全で安心できるものをと思い、細片軟骨を筋膜で包んだものを移植する細片軟骨移植術をしたいと考えています。
自家組織であるため、感染のリスクは少ないですが、50年後など長期間で変形してしまうのではないかと心配です。
細片軟骨移植術は変形のリスクはどれほどありますでしょうか?
変形せず、そのまま一生経過することもあるのでしょうか?
ご教授お願いします。
1 名のドクターが回答
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1件目の回答
(2016-05-10)
自家組織とシリコン等の異物を比べた場合、
シリコンは一旦感染すると完全におさえることが困難。
シリコンで無理やり持ち上げると皮膚が菲薄化して穴が空き、シリコンが露出する可能性がある。
自家組織は数年たつと反ってきたりなど変形しやすい。
自家組織は体内で癒着するために、入れ替えや修正などの手術が難しい。
というような違いが見られます。
細片軟骨移植術で変形せず、そのまま一生経過することもある(少々の変形があっても自覚できないレベルも含む)かもしれませんが、手術を受ける場合には希望的な観測ではなく、もし不具合があったらどのようにリカバリーできるかを考えることこそ「なるべく安全で安心できる」ことになります。
術者によって方針が異なりますが、
・変形が起きにくいシリコンをもちいる。定期検診を行い、不具合の徴候が見られたら抜去または入れ替えをする。
・先端が露出するなどの合併症が見込まれる場合には、その部位に自家組織を組み合わせてリスクを軽減させる。
・シリコンではうまく実現できない場合には、長期的な変形を納得していただいたうえで自家組織による鼻形成を計画する。
といった感じで、自家組織移植で変形を患者さんが気にしている場合には、十分納得してもらう必要があるのではと思います。
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