糸リフト　ほうれい線

Kunoクリニック 梅田院総院長

九野広夫男性

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医療法人美来会Kunoクリニックの九野です。おしんさんの手術翌日と今回のコメントの内容、およびお写真を初めて拝見しました。やはり手術直後からおしんさんがご不安になられていた通り、リフト糸を18本も挿入した割に左右差が顕著ですね。糸の本数を船頭の数とすると「船頭多くして舟山に上る」様な、ミスマッチの拙い手術だと思います。

西暦2005年頃に（故）野村沙知代さんがイタリアでシロ・アッカルド医師に43本ものHAPPY LIFT糸を挿入されてもなお、フェイスラインがあまりリフトされなかったというエピソードを思い出します。当時の私は、世界で最も多くのリフト糸挿入デザインパターンを学術誌上に発表していましたが、同時に最小本数の糸で最大効果を引き出す挿入法も、論文上で最も多く解説していました。

その担当医は恐らく私の論文を読んでいないか、見ていても充分に挿入技術をマスターしていない医師だと思います。リフト糸は不足してもダメですが挿入しすぎてもダメなので、ART（無駄がないこと）のセンスとオーダーメイドデザイン性が問われ、特段の技術を要します。

今は、リフト糸の手術の費用が安くなっているので、多くの本数を挿入して「効果をより引き出せる（または金銭的に付加価値がつく）」と、医師側も思い込んでいる風潮がありますが、結局この普遍的な問題を解決できない（或いは単純に金銭目的の）医師は、道を知らず（または知っていて敢えて）遠回りするタクシー運転手と変わりがありません。

経過観察で治らずセカンドオピニオンをご希望される場合には、改めて当院にご相談下さい。脂肪吸引や注入、糸リフト等の顔面輪郭形成手術やその合併症治療、修正手術は当院の専門分野でございます。宜しければ当院ＨＰで具体的な類似症例をご確認の上、充分に御検討ください。

九野広夫先生のしわ・たるみ整形(注入、糸、フェイスリフト)の症例 （アフター）