糸リフトした後の脂肪吸引

Kunoクリニック 梅田院総院長

九野広夫男性

行った施術の口コミ

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3.07

ドクター相談室回答数

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初めまして。医療法人美来会Kunoクリニックの九野です。リフト糸挿入一か月後の頬の脂肪吸引は、吸収糸でも非吸収糸でも当院では原則禁忌です。この種の問題（2種以上の手術の組合せによって予想される合併症や後遺障害）は美容外科医の中でも熟知している医師がそれほど多くないですので、私のコメントや見解と異なる医師がいたとしても、その根拠まで確認された方が宜しいでしょう。

リフト糸の種類にもよりますが6～12ヶ月後でも頬の脂肪吸引をされないことをお勧めします。特に顔面の脂肪吸引では（何も異物が入っていない人でさえ）ｍｍ単位を競う吸引をしなければならない部位であるのにもかかわらず、殆ど多くのクリニックでは精度の低い脂肪吸引をされている様です。取り残しだけでなくタルミや引き攣れ左右差等の合併症に悩まれることになりかねません。

私は国内で唯一VASERのダブルライセンス（Hi-Defと4D Sculpt２種類）を取得し、特に顔面の脂肪吸引に関しては指導医のAlfredo Hoyos医師よりも早くから始め、13年以上の症例や実績を上げております。とりわけVASERは機器の性能が優れているために細やかな設定ができるのですが、私の知る限り他院でVASERを充分に使いこなせている医師は殆どおりません。

VASER以外の脂肪吸引手段は尚更NGでしょう。脂肪溶解注射も溶解のムラやタルミ・シワが却って目立つようになることもあり、糸リフト後のインディバやサーマクール、ハイフ系施術（1回でも過度に行うとしこりや凸凹、引き攣れになることが多いです）は引き攣れや凸凹に、バッカルファット除去も不自然な凸凹になり得ます。

この口コミ広場でも毎日のように顔面の脂肪吸引やその誤った組合せ法で失敗された方々のメッセージが後を絶っていないのがその証左です。

本来は、糸リフト手術を受ける前から担当医がきちんと戦略とオーダーメイド計画を立てなければならなかったでしょうね。然しながら「かっぱ」さんの現状がもっと詳細に判ると、
脂肪吸引可能な時期と手段や範囲がより具体的に申し上げられると思います。

九野広夫先生の脂肪吸引の症例 （アフター）