軽度の眼瞼下垂と診断され、夏に眼瞼下垂の手術を予定しております。
ある美容外科のサイトで眼瞼下垂の手術のもち10年と記載してありました。
切開系の手術の効果は半永久的ではないのでしょうか??
1 名のドクターが回答
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(2022-07-13)
全切開不要の眼瞼下垂治療15年、美容外科専門医Clinic Nine Fieldsの九野です。全切開を伴うタルミ切除術、挙筋短縮術、挙筋前転法等の手術では、手術そのものの短縮割合が普遍であっても、自然老化によって前額から上眼瞼にかけてタルミやクボミが進行するのが一般的です。
従って、切開しても同時進行による経年変化で効果が減弱するのは、人間がマネキン人形ではない証拠です。
「挙筋短縮術」や「挙筋前転術」では、全切開した皮下の浅層から挙筋に至る深層までの間の組織に、ミクロレベルの線維化(創傷治癒過程で万人に起こる傷の修復現象の一つ)が生じるため、二重ラインがガタガタになる、瘢痕が硬くなる、引き攣れる、コブができる、目の形に左右差が生じる、瞼が閉じれなくなる(兎眼)、その結果ドライアイになる、却って瞼が開きづらくなる(医原的眼瞼下垂)、瞼が開きすぎて三白眼になる、睫毛が挙がらないか中央だけ過挙上・過矯正となって三角目や上方三白眼になる、ダウンタイムが3ヶ月前後かかる、慢性的な頭痛が生じる、等の合併症、問題点、後遺症がしばしば起こります。
そんなリスクが高いにも拘らず、当事者である担当外科医でさえその程度までは予測ができないのです。一日数千回も瞬きをする上眼瞼にメスを入れると、どんなに慎重な名医でも瘢痕治癒過程で生じる線維化、癒着、切断筋の萎縮、皮膚や真皮の厚みの差、開閉眼の自然さ等を㎜単位で予測することは人間業である以上、絶対に不可能なのです。
それならばいっそ、全切開せずに眼瞼下垂を治すことができればいいとお考えではないでしょうか。
実は4D(立体構造+動的時間次元)の個別オーダーメイドデザインを徹底して技術の工夫をしていく内に、大抵どんな瞼構造の眼瞼下垂(と言われている)の方々の治療もできる様になり、新技術が確立してきました。現在では当院の眼瞼下垂治療の標準術式になっています。詳細は下記を御参照下さい。
https://clinic-nine-fields.com/column/gankenkasui-00/
九野広夫先生の眼瞼下垂の症例 (アフター)
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