陰唇部の切開、膣口の切開は可能ですか?
私は小学生の頃、自分から見て右の大陰唇にがんができ、摘出と化学治療と放射線治療を行いました。
その放射線治療により、皮膚がただれてクリトリスや小陰唇の粘膜部分がくっついてしまい、膣口が小さいです。
また、性行為が21年間ないのと、主治医から治療の影響で膣自体が縮小し、固くなってきているとも言われました。
しかし、膣口に関しては彼氏が出来たらその人と頑張ればあなたは大丈夫とも言われました。
膣口自体は自慰行為の際、直径1.7cm以上のものが入らず、痛いです。
せめてくっついてしまっている膣口の粘膜だけでも切開し、膣口を広げることは出来ないのかなと考えてしまいます。
このような手術は可能なことですか?
恋愛をしたいにしても、このことを考えてしまい踏み出すことができませんし、自分には一生セックスも無理なのではとずっと悩んでいます。
学生なので今すぐどうにかできるとは思いませんが、いつかなんとかしたいです。
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1 名のドクターが回答
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1件目の回答
(2020-05-22)
あんぬクリニック 舩津 あんぬ です。
小学生時代からの発がん、治療、その後の癒着などとてもつらい思いをされたこととお察し致します。
放射線照射時に糜爛した左右大陰唇小陰唇などがくっついたまま橋渡しするように上皮化してしまったのですね。このような状況は手指のやけどのさいに指がくっついてみずかき形成するのに似ています。
お写真は正面からの1枚のみで、診察も出来ないので癒着の奥行が分かりません。
前方クリトリスに近い部分と後方膣前庭では多少奥が見えていて、中央部で左右の癒着がありますが、この癒着は浅いですか?
①例えばこの癒着の下はトンネル状になっていて前後に綿棒などが通りますか?
そのような状況であれば癒着は表面的な浅い部分のみですので切離は比較的簡単でしょう。左右に切り離しそれぞれの創を縫合するだけです(放射線皮膚障害の程度により傷の治りは悪いかもしれませんが)。
②癒着が多少奥行があっても、周囲粘膜が柔らかく寄せて縫合する余裕があれば大丈夫でしょう、が、やはり放射線皮膚障害の程度も関与してきます。
③癒着がかなり深く周囲も硬く大変な場合もあるかもしれませんが、再建外科で植皮など検討可能かもしれません。
定期健診で主治医もいらっしゃるようですので、癒着の奥行き・周囲粘膜の硬さなど診ていただきながら、再建・形成外科を紹介いただければ一番良いと思います。
「膣口に関しては彼氏が出来たらその人と頑張ればあなたは大丈夫と言われた」とのことですが、現実にど真ん中に癒着の膜形成がある状態を見ますと、多少なりとも切離改善の可能性があるのか否かをもう少し親身になって考えてくだされば良いのにと思いました。思い切って一度ご相談になってみてはいかがでしょうか。
主治医がいらっしゃらない場合は総合病院の形成外科などご検討ください、お大事に。
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