脂肪吸引から2年。左側の口角が今だに上がらない…術後2年経っておりますが改善の見込みはありますか?何か解決策はありますでしょうか?
2021年9月に頬とメーラーファットの脂肪吸引をしました。
左側の腫れが特にひどく、2ヶ月くらい腫れがあった気がします。
直後から口角も左側だけ上がりませんでした。
術後はしょうがないと思い過ごしていました。
もう2年経ちますが、今だに左広角の上がりが悪いです。
術前は、自然にキュッと上がる口角だったのに…
直後ほどひどくはないですが、写真で比べるとわかるレベルです。
左側のほうれい線も二重線のようになっており不自然です。
真顔の時はわかりませんが、表情を作ったり笑うと不自然です。
術後2年経っておりますが改善の見込みはありますか?
高周波や鍼灸などで改善する見込みはありますか?
何か解決策はありますでしょうか…?
宜しくお願いします。
1 名のドクターが回答
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1件目の回答
(2023-09-15)
他院修正専門Clinic Nine Fieldsの九野です。あいさん、ずいぶん大変な思いをされご不安なことと存じます。
あいさんの顔面神経麻痺の程度はどの程度しょうか。例えば、普段通りに動かせるDegree Scoreを10/10、全く動かせないDegree Scoreを0/10とした場合、主観的に(週ごとに)点数をつけてみては如何でしょう。経過観察において、軽快・不変・悪化という風に大きく3通りに分類してScoreの変動を見ると予後がある程度予測できることがあり、今後の治療の指標にもなり得ます。
外科の一般的な見解ですが、顔面神経でも三叉神経でも末梢レベルなら月単位で徐々に改善してゆくことがありますが、1年経過して改善しない場合には症状が固定されてゆきます。また、末梢レベルの損傷ならビタミンB12製剤のメチコバールや他のビタミン剤等の服用で改善が見込めることもありますが、効果は限定的でかつ治癒に時間がかかります。副作用で知覚過敏が生じることもあります。
鍼灸治療は流派によりますが可能性はあると思います。ダメージを受けた神経線維周囲の局所の血流を再開して効果を期待する治療です。また、電気刺激を適切な出力であて続ける(エレクトロポレーションの様な)治療を試してみるのもいいかも知れません(藤田保健衛生大学医学部等ではかつて、脊髄損傷による頚髄麻痺症例に対して電気パルス治療を施し、良好な結果を得ている事例があります)。
更に、他部位の自験例ではありますが、脂肪幹細胞(の中にあると言われているMuse細胞)の効果で、シリコンバッグ挿入時に麻痺していた乳輪や乳頭の感覚が(当院でのシリコンバッグ抜去同時再生豊胸術後に)十全に蘇ったという症例が数多くございます。
最後になりましたが、顔面神経根部切断等の不可逆的なダメージではなくあくまでも吸引部位周囲で高度な線維化が生じていて、顔面神経そのものが巻き込まれているか神経に過剰な癒着圧がかかっていることが今回の麻痺の原因であったとするなら、その線維化や石灰化を解除すると麻痺の改善が見込めることもあります(この治療法も当院独自の技術です)。現に、その手法で改善された方は少なからずいらっしゃいます。逆に線維化や硬化、麻痺を悪化させる手段としては切開、殴打、フェザー糸リフト、術後インディバやサーマクール、ハイフ等です。
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