トレチノイン、ハイドロキノンのシミ治療
春に顔全体にレーザーを当てたのですが、1箇所シミなどなかった場所が丸く白抜けしました。
怖くなり、トレチノイン、ハイドロキノンの外用薬に変えてもらいました。
10日たちますが、皮向けも赤みも全く変化ないです。
むしろ逆に濃くなったようなシミが2箇所あります。
私の新陳代謝が非常に悪くて反応しないのでしょうか。
初めてのトレチノインなので、0.05%です。
洗顔後、化粧水、しばらく置いてトレチノインをシミ部分のみ、乾いたらハイドロキノンの手順で夜だけ10日経過しました。
紫外線対策はバッチリしてます。
ちなみに先生からは、あなたのシミは、肝斑、老人性混在でレーザー一択、外用薬なんて効かないと断言されましたが、試してみたいとお願いした経緯があります。
2 名のドクターが回答
2件の回答があります
1件目の回答
(2019-06-01)
つくば市のいしい形成クリニック、石井通雄です。
岸本様のシミの状態がわからないので、あくまで一般論だけを書かせていただきます。
トレチノインに対する反応は個人差が大きいのですが、0.05%のトレチノインでは低濃度のため、皮むけや発赤は生じづらいと思われます。
皮むけを期待する使い方をしたいのであれば、0.1%~0.2%濃度のものが必要かもしれません。
肝斑の治療目的であれば低濃度のものを長めに使うという考え方もできますが、老人性色素斑を除去するためには皮むけや発赤が起こった状態を一定期間維持する必要があります。
局所的な老人性色素斑を除去するのであれば、トレチノインよりも断然Qスイッチレーザー1回の方が効果は勝ります。
レーザーで白抜けしたということですが、よほどの高出力で照射しない限り、1回のレーザーで白斑が生じることは稀です。
ご存知だと思いますが、肝斑に対してはレーザー治療は禁忌です。
顔全体にレーザーを照射したそうですから、レーザーはQスイッチではなくロングパルスレーザーと推測されますが、ロングパルスでも肝斑は悪化します。
肝斑と老人性色素斑の混在という診断が正しいのであれば、岸本様がトレチノイン治療を選択されたことは医学的には理にかなった判断だと思います。
肝斑と老人性色素斑が混在する場合は、肝斑に対する薬治療を先行して行い、あとから老人性色素斑単独の部分をレーザー治療する方が安全と思います。
大きな老人性色素斑もQスイッチなら1回で除去できる可能性が高いです。
肝斑と老人性色素斑が重なる部位は肝斑が悪化することを承知の上でレーザー照射し、レーザー治療後の色素沈着に対して薬治療を行います。
ちなみにトレチノインは、レーザー後の色素沈着には非常によく効きます。
肝斑がなく、細かい老人性色素斑が主体という場合はロングパルスレーザー治療が良いと思います。
石井通雄先生のシミ取り・肝斑・毛穴治療の症例 (アフター)
2件目の回答
(2019-06-03)
こんにちは。
フェミークリニックの北山でございます。
実際にお肌の状態を拝見してみないと正しい診断はできかねますが、濃くなったようなシミはレーザー照射後の炎症後色素沈着になっていると思われます。
これは、レーザー後の副反応として起こりうる事ですが、月日と共に徐々に消失していきます。
また、現在行っているケアに加え、トラネキサム酸の服用をおすすめ致します。トラネキサム酸は肝斑の改善にもつながります。
気になる点としては、肝斑と混在しているシミをレーザーで照射した場合、悪化する可能性が高い為、それが原因とも考えられます。
もしくは、シミの周囲の肌色が明るくなることで、目立つようになることも考えられます。
外用・服用でのケアは、即効性がない為、毎日のケアが結果につながるため、レチノイン酸の休止期間を設けながら様子を見ていくと良いでしょう。
北山英美子先生のシミ取り・肝斑・毛穴治療の症例 (アフター)
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