二重全切開をして4ヶ月経ちましたが、まだまぶたがふっくらしています。
眉下切開を検討しています。
やはり半年くらい待たないと眉下切開はできませんか?
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(2023-08-04)
他院修正専門Clinic Nine Fieldsの九野です。めぐさんの「瞼がふっくらしている」症状は、恐らく癒着による陥入線とその周囲皮下組織の組成変化(癒着のムラや微小線維化、局所の血流障害、癒着部上下の皮膚のタワミ等)が生じたことが原因だと思われます。
ただし切開瘢痕に対して、修正目的であっても(アフターケアや無料でも)形成外科専門医でも、大学病院でさえも、決して「切除」や「全切開」はNGです。思い留まって下さい。同じことを繰り返すか余計に状況を悪化させるだけです。そもそも切開法で生じた合併症なのですから切開では解決しません。
眉下切開も同様です。全切開や眉下切開は瘢痕が目立つだけではなく、眉毛の永久的脱毛や上眼瞼の不自然な形状および開閉眼障害を来すリスクが高い手術なので、当院ではNG指定しています。
何故なら多くの医師は、切除デザインを紡錘形(笹の葉状)にするか、曲線の平行四辺形様にして縫合しますが、そもそも瞼の生理的・加齢的タルミの形状と切除デザインがミスマッチしていますので、この手法そのものに限界と欠陥があるからです。今度は上眼瞼の形状や機能に問題が出てきます。
元々上眼瞼のタルミは眉下の部位だけでは生じておらず側頭部の陥凹や上眼瞼のタルミ・クボミ・挙筋度等によって、決して平面構造ではない奥行きのある組織構造から考えなければならない特異的な部位です。たとえ左右同等に切除しても別の左右差や問題が生まれ、過剰切除されてしまえば閉眼障害やドライアイになります。
以上の様に全切開や眉下切開は利点がかなり限られているのに対して、被るリスクやデメリットが甚大です。
当院では上眼瞼の不自然な食い込みに対して一切メスを用いずに(消去に近い程)無くさせ、必要時4D新挙筋法を用いて二重ラインの幅や形状のみならず左右差や開閉眼障害、タルミやクボミ、睫毛の向きを同時に改善しています。余剰皮膚を切除せずに打開できるのはこの方法だけで、6ヶ月も待つ必要はありません。(アドレスを検索のアドレス欄にコピーペーストすればご覧戴けます)
https://clinic-nine-fields.com/column/eye04/
実際のめぐさんの瞼でシミュレーションすれば具体的な方針が立てられると思います。お気軽に無料専門外来カウンセリングにお越し下さい。
九野広夫先生の二重切開法の症例 (アフター)
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