眼瞼下垂手術をしたいです。
実際に施術されたと噂される町名人の方々を見てると不安だらけで躊躇してしまっています。
部分切開の眼瞼下垂手術ならリスクもダウンタイムも少ないのではと考えていますが、
普及している術式ではないのですか?
調べても眼瞼下垂手術は全切開ばかりですね。
なぜ部分切開の眼瞼下垂手術でやってるクリニックが少ないのですか?
難易度でしょうか?
形でしょうか?
持ちでしょうか?
教えてください。
宜しくお願いします。
瞼のたるみもあるので瞼が重く困っていますが、
目の形をなるべく変えたくないので不安だらけで困っています。
2 名のドクターが回答
2件の回答があります
1件目の回答
(2023-06-02)
中目黒にあるソルクリニック院長の向井英子です。
眼瞼下垂症手術のご相談ですね。
部分切開をしているクリニックは少数ながらあると思います。
ただし、現在のまぶたの状態が皮膚のたるみからきている眼瞼下垂かもしれないので、皮膚切除が必要なのかもしれません。
部分切開では目の開きが良くなった時でも皮膚の余りがさらに邪魔になることもあります。
また、切らない眼瞼下垂のような簡易的な方法もあるので、こちらもご検討ください。
以上、ご参考いただければ幸いです。
お大事になさってください。
向井英子先生の眼瞼下垂の症例 (アフター)
向井英子先生がいるクリニック
2件目の回答
(2023-06-30)
美容外科専門医Clinic Nine Fieldsの九野です。ルーさんが問題提起されている問題の本質的な回答は、医師側の技術格差と認識の相違に尽きます。
一般的に保険診療の眼瞼下垂手術では「挙筋短縮術」や「挙筋前転術」しかありません。全切開した皮下の浅層から挙筋に至る深層までの間の組織に、ミクロレベルの線維化(創傷治癒過程で万人に起こる傷の修復現象の一つ)が生じるため、二重ラインがガタガタになる、瘢痕が硬くなる、引き攣れる、コブができる、目の形に左右差が生じる、瞼が閉じれなくなる(兎眼)、その結果ドライアイになる、却って瞼が開きづらくなる(医原的眼瞼下垂)、瞼が開きすぎて三白眼になる、睫毛が挙がらないか中央だけ過挙上・過矯正となって三角目や上方三白眼になる、慢性的な頭痛が生じる等の合併症、問題点、後遺症がしばしば起こります。眉下切開も同様の問題が生じます。
更に、短縮術とは異なり前転手術では挙筋腱膜が1往復半折り返される分、3重の厚みと周囲組織との物理的な摩擦、組織の硬化や線維化等によって、却って開閉眼を余計に増強させてしまうこともあり得ます。眼瞼下垂を治すつもりがそうはいかなくなってきます。
そんなリスクが高いにも拘らず、当事者である担当外科医でさえその程度までは予測ができません。一日数千回も瞬きをする上眼瞼にメスを入れると、どんなに慎重な名医でも瘢痕治癒過程で生じる線維化、癒着、切断筋の萎縮、皮膚や真皮の厚みの差、開閉眼の自然さ等を㎜単位で予測することは人間業である以上、絶対に不可能なのです。
ならばいっそ、全切開せずに眼瞼下垂を治すことができればいいのではないでしょうか。実は4D(立体構造+動的時間次元)の個別オーダーメイドデザインを徹底して技術の工夫をしていく内に、どんな瞼構造の眼瞼下垂の方々の治療もできる様になり、独自の新技術が確立して参りました。2007年に開業して以来、一切全切開をせずに治せており(難治性の例外を除いて)再発しておりません。詳細は下記眼瞼下垂の新基準クライテリアをご参照下さい。
https://clinic-nine-fields.com/column/gankenkasui-00/
ルーさんにとって一番リスクが少なく眼瞼下垂を治せる方法は、4D新挙筋法(必要時脱脂や目頭切開)だと考えます。
九野広夫先生の眼瞼下垂の症例 (アフター)
九野広夫先生がいるクリニック
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