鼻整形についてです。
私の鼻は上にも横にも広がっており大きいです。（他のパーツが小さめなので余計そう見えるのかもしれませんが、、）また、笑った際にはもっと大きく肉厚になります。そのため、鼻整形を考えています。その中でも小鼻縮小を行いたいと思っているのですが、私の鼻は小鼻縮小術の適応でしょうか？小鼻縮小術は適応外で行うとトラブルが起きやすいと聞き悩んでいます。また、小鼻縮小を行うと笑った際に小鼻が広がりにくくなるのでしょうか？画像が分かりづらくて申し訳ないですが、回答頂けましたら幸いです。よろしくお願い致します。
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1件目の回答
（2023-04-29）
鼻形成歴21年・美容外科専門医の九野です。私のコメントは他の先生とは異なりますが、数多く同様の問題を解決してきた専門的見地からこの問題の本質についてお話したいと思います。
わたしさんが仮に小鼻（鼻翼）縮小を御希望されていても、たとえ鼻の専門医が小鼻縮小術を勧めたとしても「小鼻縮小術」が必ずしも第一選択ではありません。内側切除方式だとしても適応外の方に「小鼻縮小術」のみを先にしてしまうと、以下の問題が生じ得るからです。
第一に、小鼻縮小手術で呼吸抑制が生じる可能性があるのと、却って鼻尖部が太く見えてしまう（所謂「豚鼻」または「団子鼻」になる）恐れがあります。少なくともわたしさんのお写真を拝見する限り、小鼻縮小術をしてしまえばその問題が顕著に出てきそうな特徴が見受けられます。
第二に、笑顔時に小鼻が広がってしまうような場合は、外側切除をされると余計に鼻が潰れたように外側にけん引されて鼻が低くなり、笑顔がひきつるどころか却って小鼻が広がります。
第三に、傷跡が外側に目立つ様な（外側）切除方式は生涯後悔する方も多いです。不自然な皮膚の継ぎ目や、ファンデーションでも隠し切れず（寧ろ化粧ムラが生じる）、生涯マスクが外せなくなると仰る方々もいるくらいです。
一方でシリコンやゴアテックス・リフト糸等の異物挿入は却って鼻のボリューム増大や角度と柔軟性が不自然になり、耳介軟骨や肋軟骨移植、鼻尖を糸で縛るだけの手術は組織壊死（硬化や変形、慢性発赤や変色・異常感覚等）のリスクが高いため、当院ではNG指定しています。
現在は、もっと進化した修正技術がございます。わたしさんのお写真からは、鼻尖部もやや太い形状が見受けられますので、完全CLOSE法にて鼻尖軟骨トリミング除去・必要時（鼻背部への再移植術による）鼻尖形成術だと思われます。この方法だけで鼻尖のみならず小鼻も同時に細くなり、かつ鼻孔形状も丸形から細い楕円形になることも多く、横から見ても鼻筋が真直ぐに見えて鼻全体も小さくさせることが可能です。
実際の術式や適応基準などについてはこちらを御参考になさって下さいね。
https://clinic-nine-fields.com/column/category/face/nose-mouth/
九野広夫先生の小鼻縮小術の症例 （アフター）
九野広夫先生がいるクリニック
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