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この傷はケロイドでしょうか?

  鼻の整形

とも 20代 女性

1枚目の画像は足首に出来た傷です。
掻き過ぎて血が出て瘡蓋になる→瘡蓋を掻いて剥がしてしまう→赤く盛り上がる
と言う感じで出来てしまった傷なのですが、これはケロイドでしょうか?
時間と共に少しずつですが赤みも盛り上がりも減ってきてはいるように感じます。
(通常、軽い怪我をしたときは2枚目のように赤い傷→白い傷に変わります。ピアスホールもケロイドにはなっていません)

小鼻の整形をしたいのですが、皮脂が多い部分なので瘢痕やケロイドにならないか心配です…。
ケロイド体質の可能性はありますでしょうか。

1 名のドクターが回答

九野広夫

2022-04-21

764View

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1件の回答があります

1件目の回答

(2022-05-09)

初めまして。医療法人美来会 Kunoクリニックの九野です。ともさんのお写真とメッセージを拝見しました。このお写真の範囲に写っている傷跡は少なくとも現時点では「ケロイド」ではありません。肥厚性瘢痕や瘢痕拘縮、線維化によるしこりや引き攣れ、代償性毛細血管の増殖による発赤や色素沈着など、傷跡が目立つ要因は様々ありますが、「ケロイド」は線維芽細胞の良性腫瘍であると近年再定義され、受傷した傷の範囲を超えて横方向にも厚みの高さ方向にも増殖を繰り返すもので、切除するとほぼ再発します。

但し、だからといってともさんが小鼻(鼻翼)縮小を御希望されていても、鼻の専門医が小鼻縮小術を勧めたとしても「小鼻縮小術」が必ずしも第一選択ではありません。たとえ内側切除方式だったとしても適応外の方に「小鼻縮小術」のみを先にしてしまうと、以下の問題が生じ得るからです。小鼻縮小や鼻翼切除しかないと思い込む前に立ち止まってご検討下さい。

第一に、小鼻縮小手術で呼吸抑制が生じる可能性があるのと、却って鼻尖部が太く見えてしまう恐れがあります。ご自身の鼻で鼻翼をすぼめる様なシミュレーションをしてみて、その何れかが生じる場合には、やはり小鼻縮小術自体が不適応になることが充分考えられます。(無理にしてしまうと鼻呼吸障害が永続的に続いてしまいます。)
第二に、笑顔時に小鼻が広がってしまうタイプの方は、外側切除をされると余計に鼻が潰れたように外側にけん引されて鼻が低くなり、笑顔がひきつるどころか却って小鼻が広がります。

第三に、傷跡が外側に目立つ様な(外側)切除方式やフラップ法は生涯後悔する方も多いので、思い留まって下さい。パッチワークの様な不自然な皮膚の継ぎ目や、ファンデーションでも隠し切れず(寧ろ化粧ムラが生じる)、生涯マスクが外せなくなると仰る方々もいるくらいです。現在は、もっと進化した技術がございます。

それでも小鼻縮小を御検討される場合には「小鼻縮小」術も単に内側切除するだけの方法のみではなく、内側創からの鼻翼根部の組織トリミング術や(笑顔時でも小鼻が広がらない)完全CLOSE式の「小鼻縮小&基底縫縮術」があることを御知りおき下さい。「小鼻」と「鼻尖部」を両方同時にかつ永続的に細くご希望される場合には、(完全CLOSE式)鼻尖軟骨切除術も有用です。実際の様々な症例は当院HPに公開しています。


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