挙筋前転法(眼瞼下垂)を受け2週間が経過しました。目の中央部の上瞼が吊り上がり、中央部のみ2重幅が狹く、目が三角の様に見えます。
どの先生であっても最初はこのような状態なのでしょうか?それとも執刀医の技術の問題なのでしょうか?
2 名のドクターが回答
2件の回答があります
1件目の回答
(2022-12-12)
中目黒にあるソルクリニック院長の向井英子です。
眼瞼下垂症手術の術後のご相談ですね。
ご心配されるお気持ち、お察しします。
眼瞼下垂症手術や切開二重は、二重のラインの不整や左右差が起こることは多々あります、
切開創の傷の硬さやむくみが原因しているものなので、まだ待ちましょう。
詳しくは担当医にご相談してみてください。
以上、ご参考いただければ幸いです。
お大事になさってください。
向井英子先生の眼瞼下垂の症例 (アフター)
向井英子先生がいるクリニック
2件目の回答
(2023-01-04)
美容外科専門医Clinic Nine Fieldsの九野です。一般的に眼瞼下垂手術では「挙筋短縮術」や「挙筋前転術」しかありません。
全切開した皮下の浅層から挙筋に至る深層までの間の組織に、ミクロレベルの線維化(創傷治癒過程で万人に起こる傷の修復現象の一つ)が生じるため、二重ラインがガタガタになる、瘢痕が硬くなる、引き攣れる、コブができる、目の形に左右差が生じる、瞼が閉じれなくなる(兎眼)、その結果ドライアイになる、却って瞼が開きづらくなる(医原的眼瞼下垂)、瞼が開きすぎて三白眼になる、睫毛が挙がらないか中央だけ過挙上・過矯正となって三角目や上方三白眼になる、慢性的な頭痛が生じる等の合併症、問題点、後遺症がしばしば起こります。
つまり、担当医レベルの技術の問題というよりも、これら従来法そのものがもつ典型的な合併症です。
https://gentosha-go.com/preview/c38613efaaf2718a5af0af55f5712fbbedacf2c2?page=2&per_page=1
更に、短縮術とは異なり前転手術では挙筋腱膜が1往復半折り返される分、3重の厚みと周囲組織との物理的な摩擦、組織の硬化や線維化等によって、却って開閉眼を余計に増強させてしまうこともあり得ます。
そうなると「できるだけ安く」済ませるつもりがそうはいかなくなってきます。
そんなリスクが高いにも拘らず、当事者である担当外科医でさえその程度までは予測ができません。一日数千回も瞬きをする上眼瞼にメスを入れると、どんなに慎重な名医でも瘢痕治癒過程で生じる線維化、癒着、切断筋の萎縮、皮膚や真皮の厚みの差、開閉眼の自然さ等を㎜単位で予測することは人間業である以上、絶対に不可能なのです。
それならばいっそ、全切開せずに眼瞼下垂を治すことができればいいのではないでしょうか。詳細は下記眼瞼下垂の新基準クライテリアをご参照下さい。
https://clinic-nine-fields.com/column/gankenkasui-00/
眼瞼下垂手術後の三角目を(再切開せずに)治す方法は、当院独自の瘢痕解除と4D新挙筋法(必要時脱脂や目頭切開)です。
https://clinic-nine-fields.com/column/eye05/
九野広夫先生の眼瞼下垂の症例 (アフター)
九野広夫先生がいるクリニック
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