2週間程前にハンプ切除とプロテーゼ挿入をしたのですが、腫れが治まってきたら鼻の両側面にプロテーゼと鼻の境目のような線が薄らと見えてきて(写真を撮ると写りませんが)触ると段差になっているのが分かります。
これは時間とともに解決しますか?私にとって大きな手術だったのでとても不安です…
2 名のドクターが回答
2件の回答があります
1件目の回答
(2022-09-12)
中目黒にあるソルクリニック、院長向井英子です。
鼻のご相談ですね。
プロテーゼはうまく挿入できたとしても、その境目がわかるものです。
写真でわからなく、周りの方からのご指摘がなければこのまま経過を見ていてください。
以上、ご参考いただければ幸いです。
お大事になさってください。
向井英子先生がいるクリニック
2件目の回答
(2022-09-28)
他院修正専門Clinic Nine Fieldsの九野です。腫れが治まってプロテーゼの上先端が触れているだけなら、ある程度あり得ると思いますが、触れている部位が「両側面」なのでもしかするとサイズのミスマッチがあったかも知れませんね。挿入後数週間の経過なのでまだ安定していなかったことも考えられます。
ただ、病院を受診されて「特に異常はありません」と診断されたとしても、やがて拘縮や硬化が進行して段差が顕在化することも充分考えられます。もしも後発的な締付け感や疼痛、変形や硬化等がみられれば、プロテーゼは一旦抜去した方が良いかも知れません(皮膚の菲薄化が進行して部位によっては穿孔や慢性発赤になることがあるからです)。
元来シリコンやゴアテックス等の異物は、例外なく人体の中で異物反応が生じるため数年~十数年かけて時限的に被膜拘縮が生じてきます。その程度には個人差がありますが、プロテーゼは決して一生モノではありません。当院に御来院された方の中には、鼻腔内の慢性炎症が発症し耳鼻科や脳神経外科を受診されても原因不明であった病態が、10年以上挿入されていたプロテーゼを抜去することで症状が根治された方もいらっしゃいます。
但し、抜去後にも幾つかの問題がございます。デッドスペースへの被膜内漿液貯留や残存被膜の癒着による拘縮、しこり形成等の術後合併症です。抜去後のデッドスペースを埋めるためには、異物であるシリコンやゴアテックス、壊死すれば異物応答反応が生じる耳介軟骨移植は選択されない方が宜しいでしょう。
当院では6ヶ月以上経過すれば自己組織になる人工真皮で補います。これは被膜拘縮も石灰化も起こしません。抜去後数ヶ月してから脂肪注入で形成する方法もございます。抜去だけで何も挿入や注入をされない場合は、特殊な固定法で拘縮を防ぎます。老婆心ですが、万一の場合や今後の御参考になさって下さい。
https://clinic-nine-fields.com/column/revisions-nose01/
九野広夫先生の隆鼻術の症例 (アフター)
九野広夫先生がいるクリニック
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