3年ほど前に鼻の整形でメッシュと糸で軟骨を引き寄せ止める鼻尖形成手術をしました。
鼻の中を少し切って手術をたぶんしたのですが、
抜糸前、その縫糸のところから膿が出て、赤く鈍痛がしていました。
抜糸後、鼻が赤く腫れていて、鼻先を摘むと膿が毛穴から出ていたので、
手術をしたクリニックに連絡した所、医師はもう退職した後ということで、
違う医師が見てくれましたが、
その時の処置が、鼻柱に針を刺し生理食塩水か何かで洗浄しているようでした。
その後しばらく痛かったのですが、
膿や痛みも治り、3年経った最近、膿のような傷口の様な匂いが鼻につく匂いが最近します。
痛みや腫れなどはないです。
強いて言えば鼻先が硬く、触ると糸が入っているのがなんとなくわかる感じです。
耳鼻科に行けば良いでしょうか?
化膿してる、感染を起こしているなど言われなかったので、
自分の状態がその時どうだったのかもわかりません…
よろしくおねがいいたします。
1 名のドクターが回答
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(2023-09-15)
美容外科医歴21年、他院修正専門Clinic Nine Fieldsの九野です。術後感染リスクの御心配ですね。
ただ、術後3年経過してから後発的に生じる感染というのは考え難いので、例えば異物が時限的に穿孔した等、別の「誘因」や「遠因」も考慮に入れなければならない事案だと思います。
一方で、感染以外のリスク評価としてはメッシュ素材がpcl(ポリカプロラクトン)の場合、人体に元々無い人工ポリマー体で構成された素材ですので異物応答反応が早晩に生じ、この美容医療の口コミ広場でも時折問題点が指摘されています。後々に被膜拘縮や石灰化等を来す恐れがありますが、本来pcl自体は生体酵素によって分解される素材です。しかしながら3年経過しても一部残存しているのならメッシュ以外に挿入された「糸」の素材の確認も要するでしょう。
何れであっても周囲に線維性の被膜を形成することで、後々に変形を生じせしめることもあります。吸収が進行してからは挿入物の完全抜去は困難になるでしょう。感染兆候や鼻の変形、不可逆的合併症が無ければ緊急抜去対象ではないと思われますが、どうしても抜去されたい場合には(カルテ記録が残っている)手術担当医にも抜去の手順や合併症について詳細を聞いてみて、快く引き受けてくれた場合は手術担当医に抜去してもらうのが望ましいでしょう。
担当医に抜去経験が無いか、面倒がられる場合には、過去に抜去経験が豊富な他の医師に御依頼をされた方が宜しいと思われます。しかし、何れの場合も決してOPEN法ではしないことをお勧めします。加えて、抜去するだけの場合、デッドスペースができることにより変形や左右差等の問題が生じることも考えられますので、その予後の予測とケアが必要です。
当院なら表面に傷をつけず、他院のものでも異物は原則完全クローズ法で抜去します。尚、メッシュ抜去後のデッドスペースを埋めるためには、シリコンやゴアテックス、耳介軟骨は選択されない方が宜しいでしょう。当院なら6ヶ月以上経過すれば自己組織になる人工真皮で補います。これは被膜拘縮も石灰化も起こしません。万一の抜去の場合はどうぞ下記HP(コピーペーストすればご覧戴けます)の症例をご参考になさって下さいね。
https://clinic-nine-fields.com/column/category/face/nose-mouth/
九野広夫先生のその他(鼻の整形)の症例 (アフター)
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